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ヤマト魂

『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』らしい。

『さらば宇宙戦艦ヤマト』以降、よくわからなくなってしまったこのシリーズだけど、これは観てみたい。

劇場版『宇宙戦艦ヤマト』をTVでやっていたのでひさしぶりに観る。

セリフ、音楽、効果音にいたるまで体にばっちり染みついている。

PUNKだのROCKだのなんだかんだいっても、僕は『宇宙戦艦ヤマト』なんだなと思う。

何枚かあるサントラLPを棚からほじくりだして眺めてみたりする。


中学時代、同じ学年だった「小沢くん」。

「小沢くん」はヤマトの絵を描くのがめちゃくちゃうまかった。

僕もよく描いていたのだけど、転校生の「小沢くん」には全然敵わなかった。

特に後方斜め下から艦橋を望む描写は今でも僕の目に焼き付いている。

おとなしくて、いつもニコニコ穏やかな顔をしていて、学年で2番目くらいに背が小さくて(ちなみに僕は3番目くらい)、野球部の主力選手で、人懐っこいのにひとりでいることが多かった「小沢くん」と僕は、よくウマが合った。


校内暴力全盛の時代。

新設3年目の中学校なのに、すでにトイレには便器もタイルもなく、校舎は廃墟のようだった。


ある日、「小沢くん」は当時の番長だった「高田くん」とケンカをして勝ってしまったのだ。

番長グループは逆上し、そのあとしばらくは時々僕も間に入ったりして、ほんとに大変だった。

だけど、別に「小沢くん」は新番長になるわけでもなく、あいかわらずのんびりしていた。

そしてまた、どこかの学校へ転校していった。


僕は当時、自分に子どもができたら絶対「大輔」って名前にするんだって思っていた。

おんなでも「大輔」にしてやるくらいの意気込みで・・・。


ガミラス帝国に勝利した古代進はいっていた。

「我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃなく、愛し合うことだったのだ」。


ヤマトも野球もケンカもニコニコも僕よりすごかった「小沢くん」のはなし。