けだものたちのいるところ
『傀儡の獣』DVD検証盤の最終チェックが終わった。
いよいよプレス工場へ。
いつも思うのだ。
東京ハートブレイカーズへ参加してくれたメンバーは、公演が終わると次の日から新たなステージへと向かう。
僕だけがいつまでもその公演にかかわっている。
事後処理はともかく、何度も何度もその公演のVTRを観ている僕は、歩みを止めてしまったかのようだ。
自分のプロジェクトなんだからあたり前のことなんだけど、ときどき取り残されたような切ない気分になる。
Pと俳優を演じ分けているつもりでも、やっぱり僕はひとりしかいない。
あれほど仲間だったじゃないか。
僕もそこへ連れてってくれないか。
そんなとき、楽しみに待ってくれているひとがいるってことに助けられるのだ。
おんなじ日、ブックレットがうちへ届く。
けだものたちが寄せてくれた文章を読んでいると、ちょっと泣けてきた。