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実戦エンターテインメント


正道会館総本部に通っていたころ

石井館長に

稽古前にストレッチしてからでないと始められないなら

それは実戦空手とはいえない

というようなことをいわれたことがある。


僕がエンゲキをはじめた80年代は

稽古場に集まって最初1~2時間くらいは

みんなでストレッチしたり

発声したり

踊ったり

アクションしたり

カンパニーによっては

野田秀樹がロンドンから持ち帰ったというゲームを取り入れたり

なんとかメソッドとかやったり

それから脚本の稽古に入る。


そんなのが主流だった。


もちろん全部がそうじゃないけど。


ところがずっと下のジェネレーションの連中が

静かな演劇を掲げて

ストレッチどころか

着替えもせずに

いきなり演じ始めたときは

こいつらは演じるときに準備なんかいらないのだ

ちょっとかっこいいなと思った。


もちろん必要なことは

ひとりでしっかりやっているのだろう。


いつでもどこでも

エンターテイナーであるために。


あのときの無力を二度と感じないために。


常に空手家であれといった

石井館長の言葉を思い出した

何度目かの1月17日。



ちなみに東京ハートブレイカーズでは

いきなりやる。



さあ、


ストレッチしよ。