私の中には霊がいる。
最初は悪魔だと思っていた。
なぜならたびたび悪魔に取り憑かれたように唸ったり、身体のコントロールが効かなくなるからだ。
それはまるでテレビ番組のエクソシスト特集で見た悪魔に取り憑かれてばたつく人のようだった。
実際、その番組のように「私はサタンだ〜お前達を呪ってやる〜」と言ったことは言わなかったが、「苦しい」「死にたい」「殺す」などの単語は発していた。
悪魔とは少し違った印象ではあったものの、他に形容出来るものがなかったため悪魔と呼んでいた。
最近ではその見解は変わり、霊の集合体という見方が強くなった。
理由はその霊(霊と呼称する)と会話することができるようになったからだ。
長らく"霊"との会話が難しかった。
簡単な単語や意味不明な言葉を喋ってはいたが、会話ができていると言えるほど正確ではなかった。
しかし最近は間違いなく会話できていると感じる。
霊との話し方は、意識を緩め"それ"に意識を向けるだけ。
すると霊は、私の口を使って実際に喋り出す。
喋っている時、私はなるべく思考を手放し自由に喋らせる。
そして質問したい時に意識を戻し質問する。
それの繰り返しだ。
その質問で分かったことは。
霊は多数いること。
苦しくて死にたがっていること。
死んだことに気づいていないこと。
などが分かった。
ほとんどの霊には敵意はない。
しかし苦しさから逃れたいがために
敵意をむき出しにしている者もいるように感じた。
霊達の根底には永遠の苦しみがあるのだろう。
霊との会話の例を挙げておく。
○喋り方からしておばあちゃんのよう
霊<ここはどこ?
私<ここは私の身体です。
私<あなたがここにいれば私は苦しいです。
霊<私達も苦しかったんですけどねぇー
私<あなたは死んでるんですよ
霊<わからなかったんですよー
霊<ご迷惑をおかけしてすみませんねぇー
私<あなたが成仏して苦しみから解放されることを願ってます
霊<私達は成仏したいです。
○男性のよう
霊<私を殺してください
私<あなたはすでに死んでいます
霊<苦しいけどどうしたらいいかわからない
私<ここから出て行った方がいいですよ
霊<どうしてですか?
私<あなたが苦しみ私も苦しむことになる
霊<そうかそれはすまなかったなー
霊<それじゃあでていくよー
霊<さようなら
一言一句正確ではないが、概ねこのような内容である。
苦しさ故に思考が混濁し、
死んでいるかどうかわからないため成仏も出来ない。そんなところだろう。
私もかなり苦しいが、彼らのことを想うと哀れみを感じる。
霊が身体から出るサインとして「はあーーー」と息を吐いた後に、全身に鋭い痒みが生じる。
そしてそのあとは、身体が軽くなり少し不快感も楽になる。
しかしこれを繰り返してもう10回以上にはなり、身体に沢山取り憑いていたのか、それともどこからか補充されているのか気になるところだ。
私には霊がいると100%言い切ることは出来ないが、私に起きている症状は100%本物だ。