受験の天王山、高3の夏休みのある日のことです。

ちょうど今の時期です。


私が通っていた塾の授業は始まる前に

みんなで集まって勉強していたのですが、

私はそれに参加することが辛くて

仕方ありませんでした。

あーだ、こーだ、毎回言い訳を考えて、

授業前の集まりには参加しない方法ばかり

考えてました。


その日、授業前の集まりに参加していなかったのは

私と桜蔭の子の2人だけでした。


いつもは集まっていない子は数人いたので

私もそれに便乗していたのですが、流石に

夏期講習となると、なんかいつもと違う…。


やばい。もうみんな本気で勉強してる…


遅れて教室に入った私は、明日は一番に行こう。

挽回しないと!


と思いましたが、

次の日も行くことができませんでした。


でも、桜蔭の子は違いました。

開館時間から教室で1人で勉強していたそうです。


“これが天下の桜蔭”


先生が教室のみんなにこう伝えた時

また言い訳を作って行かなかった

自分が情けなくて何ともやるせない

気持ちになりました。


だから私は落ちこぼれなんだ。

いつまで経っても変われない。


その子は桜蔭の中でも頭が良く、

その素質を見抜いた先生は自分のクラスに

入るように言ったそうです。  


レベチでした。


クラスの中で

一番成績が悪い上に、

一番努力せず、ズルばかりしていた私は

一体何をそんなに守りたかったのでしょうか。


変わりたいならプライドを捨てることから。

今年は捨て活(断捨離)をしていますが、

まだプライドは捨て切れてません。


頭の良し悪しはすぐに変わりません。

でも、動くことはすぐにできたはずです。

桜蔭の子はあの日を境に、

集まりに参加していました。


まずかった、と思うことは誰しもありますが

すぐ反省して改めるのが桜蔭です。


桜蔭の子に限らず、頭のいい子の 

行動は早いです。


形だけでも真似できたはずです。

桜蔭の子と私の唯一の共通点は

大晦日、お正月など絶対に学校がない日でも

制服で塾に行くことだけでした。


あぁ、恥ずかしい。   








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受験勉強の数学は世の中で応用されています。

共通テスト対策に役立ちそうです。