大変長らくお待たせいたしました!

(待っていただけてたら嬉しい限りです。)

 

再再受験するの?

大学辞めたの?


私が選んだのは、

通っていた大学に通い続けることでした。


今は落とした単位を取りに、毎日授業と課題に

追われる日々を過ごしながらも大学生らしく寄り道をしたり好きなことをして過ごしています。


お陰でそこそこ充実してます。

 

私のがんばり次第で4年で卒業できるそうです。

 これを大学の先生に聞いた時、今まで抱えていたモヤモヤが吹き飛びました。



それでもまだ好きにはなれない

大学になぜ通えるようになったのか。

 

何が私を変えたのか。

 

しばらくはきっかけとなった出来事についてお話していきたいと思います。

 

今回は”成人式の前撮り”編です。


 

誰にも言わずに再受験した結果は全落ち。おまけに些細なことがきっかけで大切な友達まで失った2月は、


「あぁ、これからどうしよう。通っている大学の単位はほぼ0に近い。1年分の学費はどぶに捨てた。一体どこまで親不孝な娘なんだろう。」

 

「大学辞めたい。

 でも辞められないから、今度こそ正真正銘、仮面浪人を成功させる!!」と心のなかでは再々受験計画を立ててはいたものの、もう一度試験を解きなおしてみたり、来年こそは!と先ばかり見て過去を振り返ることは何もしていませんでした。

 

今だから気づけたことです。

 

「そしてまた同級生と比較しては、私は負け組なんだ。

一生学歴コンプレックスは消えない。」

 

「友達関係も崩壊し、出会えた人みんなを裏切り、最悪だ。」

 

悪循環の連続でした。

 

そんなある日(決まってはいましたが)

成人式の前撮りの日が大学受験のこだわりを捨てる

きっかけとなりました。

 

七五三の時からお世話になっている写真館。

 一般の人は通れない道を案内してもらい、メイクをしてもらい、素敵な振袖を着せてもらいました。

 

「素敵ですね。」周りの方からたくさんのお声をかけていただきました。

 

久しぶりに、1日中好きな自分でいられました。

 

周りにちやほやされて、自分に自信が持てた。

 

ワガママガールの承認欲求が満たされた日でした。

 

小さい頃から着物を着るときは、必ず

「帯がきついよ!

 私が男の子だったらこんな思いしなくていいのに!」

 

両親や写真館の方が大切な記念日のために、何よりも私のために、ずっと前から準備してくれていることは1ミリも考えず、

 

ワガママガール安定の

「どうして私ばっかりこんな思いをしなきゃいけないの!!!」

とぐずる私を何とか素敵な思い出にしてあげたい。と笑顔を絶やさず優しくしてくれました。

きっと内心は「なんだ、このワガママガールは。」と思っていたはずです。

 

受験も同じです。

 

「友達は高学歴で納得する大学に行けた。

 私はなんで、みんなと同じ学校に行ってたのに、こんな結果なの。

 陣内先生のクラスになれなかったせいだ!!」


始まった、悲劇のヒロイン。


もううんざりですね。

 

 写真撮影中に貧血になってしまった私に対して、

着付け師の方が飴とお水を用意してくれました。

 

その飴がおそらく人生で食べた飴の中で一番おいしかったです。お水は手のひらサイズで飲みやすく、

飴もお水のパッケージは写真館オリジナル。


素晴らしい応急処置のお陰で素敵な写真を撮っていただけました。


あの時の応急処置の記憶はしばらく頭から離れませんでした。感慨無量でした。


着ていった私服はまるで売り物のようにきれいに、ひとつひとつ袋に入れてくれました。

 

着付けだけじゃないんだ。何もかもが丁寧。


学歴がある人よりも、こんな風に

所作が美しい人になりたい。 


大学受験を失敗して以来、大学名が欲しい。

そればかりだった私に自分がなりたい未来像を描いた瞬間でした。

 

今の私に必要なことはきっとたくさんあるでしょうか。

 

なんせ足りないことだらけですから。

 

ただ、大学名ではない。


「大学名ってそんなに大事?」

と聞かれたら


「大事。分かんないでしょ!大学受験失敗していない人には、私の気持ちなんて!!」

と少し前の私はこう答えていたでしょう。


今もイライラするとこう思ってしまいます。

またそれも時の流れが解決してくれるかな。


ブログを書いている時は落ち着いているので

今ならこう答えます。

「大事。でもそれ以前に大事なことがたくさんある。」


結果を出さない学歴廚にだけは

ならないように。


今なら間に合う。



つづく…。