
三年使っていたスマホ。
先春にウエストバッグに入れてバイクで山を走っていたら、いつの間にかカメラのレンズに鳥の羽模様のヒビが入った。 この夏には日本海に浸り、紀伊半島の川でも沈んだ。
それでもなんとか頑張ってくれていたスマホだったが、動作の不安定さが顕著に現れてきていたのと、とある遠征道中に運良く新しい機種を見つけたので、ついに退役していただくことになった。
ガラケーからこれに変えた当時は、その使い辛さと動きの悪さに僕はずっと憤りまくってたっけ。
だけど山での紛失防止にと着せ替えた、シュミに合わぬピンクのシリコンジャケットも含め、今となってはなかなか良い相方であったと言いきれる。
↓ヒビの入ったスマホのレンズで撮ると、いつでもソフトフォーカス。 この場合は川霧を撮りたかったからイイんだけど。

そう言えば画像の我が愛車マンギョンボンゴ号も、10年前ひょんなきっかけで出会った時は、垢抜けぬ様相とその鈍足に、なんとなく短い付き合いを予感がしていたが、先日メーターが29万キロを指していたので、実走にしてみると僕は実に28万キロの旅路を共にした事になる。
この車は、スピードも加速もトロいので、現在の忙しない車の流れについていけずあたふたすることも多いが、僕は運転しながら事あるごとに、そんなノンビリさんなマンギョンボンゴ号にいつも精一杯頑張ってくれている事への感謝の言葉をつぶやきつつ、ついハンドルやダッシュボードをナデナデしてしまうのだ。
どうやら僕の物への価値観は、スペックや巷での人気、第一印象ではなく、自分とどう出会い、どう過ごして来たかが大事で、だからだんだん見た目ってのが気にならなくなるんだけど、この頃は今まで快く付き合ってもらった事への感謝の気持ちを、しっかり表したいとも思うようになってきた。
拙い技術しかないけれど、僕の手で、僕に沢山関わって来てくれたモノ達をしっかり、綺麗にしてあげること出来たら嬉しいナ。
今まで散々罵ってハタきまくったスマホ君には、僕は結局何も出来なかったけど、そんな思いも一応あったんダ、と小さな声で言っておくヨ。