溶接機が煙を吹いたり自転車直したり燻製作ったりで、あまり進展の無かった憧れの薪割り機作成作業だけど、溶接機も奇跡の復活を遂げたので、矢の製作が一気に進んだ。




で、その取り付ける相手だとか色々作りこむ前に(意外に時間が掛かる)、実際に薪を試し割りしてみることにした。

なんせ初めての薪割り機なので、薪を割るのにどれぐらいの力が要るのかもわからないし、作ったばかりの矢の形状も、実のところどんな形が良いのか分かっていないのだ。

油圧シリンダーを固定しているフレームに薪と矢を差し込み油圧ポンプをキコキコやると、薪に矢が少し食い込み、途端にポンプのハンドルが重くなる。
かなりの力が必要になったポンプをぐいぐいやっていたが、良く見ると結構分厚い50ミリ角パイプのフレームが反って来ているではないか。
今まで、ひとりでアホな工作を繰り返し、何度も危険な思いをしてきた本能か、一旦ストップして保護ゴーグルを着用してから、さらにきこきこと加圧した。

それでも薪が割れる気配がすら感じられず、恐怖と怒りから派生したヤケクソで、
「もう壊れてもいいや!」
と思い切り油圧をかけると、

ガシャン!!

という大きな音と共に薪と矢が外れた割には、パッと見何も壊れていないように見えたが、良く見てみるとフレームの通しボルトが破断していた。


油圧ジャッキの力で角パイプの幅のまま3分割された通しボルト。この薪割り機はボルトカッターにしましょうか。



印象としては、ボルトが細かっただけではなく、フレームの剛性不足(これはガチガチの溶接構造にしたら回避できる)に加え、油圧シリンダー自体の能力不足も感じられた。

要するに、最初からやり直しである。
脱力感と寒さから、廃油ストーブの傍らにしばし座りこんだ23時。


年の節目のこんな時間に一体、オレは何をやってるのだろうか。


しつこくつづくのだ。


この廃油ストーブについては、今まで様々な所で何度か書いているが、こんな失敗をやらかした時は何よりも僕を慰めてくれる。その音の力強さに耳をあずけ、炎の揺らぎを眺めていると、このストーブがこの形になり、こうやってガレージや僕を暖めるに到るまでに、うまく行かずに何度も諦めては作りなおしをしたことを思い起こすのだ。





おまけ

薪割り機の失敗から心がなかなか前に進まず、気晴らしにずっとほったらかしていた、一番良く使っている腕時計、カシオDW-6500の修理をすることにした。



機能を欲して買った同じ中身を持つGショック以前のモデルから、失くしては買い直しを繰り返し、確かこれで4本目だったと思う(今まで3本無くしたのだ)。

圧力センサーを装備しており、気圧高度(今はGPSが有るから要らないケド)、天気を予測する為の気圧グラフ(スマホでネットの天気予報みれるから要らないケド)、そして水深を測る(これが大事!)ことが出来る。

先秋のキャニオン・チュービングの時、瀬に入る手前でバンドのピンが破損して外れ、そのまま川中に紛失しそうになったのを慌てて確保してから、使えないのでそのまま放っておいたらいつの間にか電池も切れていたので、修理に必要な物を全て買い揃えておいたままになっていたのだ。



田舎暮らしをしていても電池のみならず、ピンの大量セットやOリングの大量セットなど、全てネットで安価に揃うのでヒジョーに助かるが、このようにして使わない大量の部品達が溜まっていくのである。






時計は無事にメンテナンスを終え、また僕の腕に帰ってきた。
思えばこの時計、海山川ではいつも一緒だった。


(撮影:メタルおじさん)


再び動き出したこの時計を腕にはめガレージに行けば、すっかり止まってしまった僕の薪割り機造りの時間も、再び動き始めるだろうか。