長女が高校を卒業する直前に生活のアシとして買い与えたミニカ号(MT)。

 

ヤフオクで落札した当時、確か9万キロぐらいだったオドメーターは、それから幾年かが過ぎ、気が付けば20万キロ近くに達した。

その間に長女は畜産会社への就職と辞職を2度繰り返し、気が付けば知り合いの牧場を間借りして自分の牛を数頭飼うようになり、そして気が付けば結婚をしていた。

 

とまあ、何とも気が付くことの多いこの頃なのである。

 

 

高校生だった長女に、車と共に工具セットなども渡し、オイル交換やタイヤ交換のやり方を教えた。

 

 

 

で、その色々気付かせてくれる発端である当の本人(長女)が、滅多にしてこないLINEで連絡してきた。

 

「  あ、そや、  ミニカがかなりガタが来ててもうじき手放そうと思ってるねんけど、引き取って欲しいねんけど大丈夫?   」(原文ママ)

 

LINEを見直してみて文章の出だしがおかしいと思い、やりとりを遡ると、実際は僕がした

 

「どやー、元気でやってるかー?😄

 

への返信であった、という事に気付き、この娘はやはり心底自分から率先して父親に連絡をするという発想が無いのだな、と気付かされた、というより思い知らされた。

 

 

で、そのミニカ号だが、搭載している3気筒シングルカム12バルブの3G83エンジンはとても長い歴史を持ち、そして丈夫ということで定評が有るらしく、まあ30万キロぐらいは平気で壊れないらしい。

 

そして燃費はリッター20~23キロと、ローテクながら(だから)経済的な、なかなか出来の良いクルマなのであった。

 

この地味で頑張り屋さんな軽自動車を僕は気に入っていて、聞けば娘の旦那も実は気に入って乗っていたとの事。

 

「そんじゃあいっちょやったるか!」

 

と言うことで、僕がこの愛すべき20万キロミニカ号の蘇生整備をする事になった、と言う流れである。

 

 

先ずは洗車。

最近は小さめの高圧洗浄機(お仕事先の会社より調子の悪くなったケルヒャーを戴き直した)で洗浄している。

 

 

 

小さめの高圧洗浄機を使っている理由は、電源がソーラーパネル経由のポータブル電源という所以である。

 

 

 

使用する水は山水。

 

 

続く