瀬戸内海から日本海まで、山を越すことなく抜けているこの狭い谷。


この細く長い回廊が、何万年もの昔にはナウマン象達の通り道だったらしく、旧石器人達の狩猟道具なども発見されている。
寒い季節には、良く晴れる日の朝に丹波霧と呼ばれる濃い霧が現れ下界を白く隠してしまうが、天界では白い海に浮かぶ島々の遠景を望むことが出来る。
今まで、あまり深く考えずに眺めてきたこの地形に興味が沸いてきた。
石から刃物を削り出し、動物と真剣に命のやりとりをしていた人たちの目でこの山谷を見て歩けば、彼らが何処で、どうやって狩りをしていたのかが少しでも分かるのでは、とわくわくしてしまった。
