うたた寝をしていた。
目が覚めると、既に夜というよりも朝に近い時間で、丸い月は山の稜線に沈もうとしている。
風呂に浸かってそれを眺める。

無音。

獣の動きが止まり、人の営みが始まるまでの束の間の静寂。
月だけが全てを晒し、精一杯の主張をしている。
こちらも全てを露わにそれを受けとる。



静かで、エネルギッシュな夜。