翌朝、今にも降りそうな天気の中をBMWの次期モデルである、空冷単気筒250CCのオフロードバイクで出動。
次期モデルの割に何故か適度にヤレていて横には”XR”とか見慣れた文字が書いてあるが気にしない。




予報どおり昼前に雨が振る。
昼飯を食べに車に戻ると横ではビギナーズパッケージの講習が行われていた。
オフを走ったことの無いライダーが1200GSに乗って奮闘しているのが見える。
明日から彼らの行動範囲は我々の範疇となる。
コマ図のチェックにも気合が入る。




気合が入りすぎてコースチェック中に夜になった。
強い雨でコマ図がふにゃふにゃになり、ボールペンによる書き込みが出来なくなる。
一応書けなくなったペン先で濡れた紙に型をつけておき、何を書いたかは普段あまり使わない脳内メモ帳に刻んでおく。




夜のガレ林道で大雨に打たれながら、翌日のコースチェックしていると言う状況が何故だか楽しくて、「なんでもこーい!」な僕であったが、一人が、
「獣の気配がする。マジでヤバい!」
と言った時、さすがに昔御岳の林道でクマと一緒に走った話はしないほうが良いと、オトナの僕は判断。

無事クマに襲われる事無く帰還。
晩飯が待っているが、びしょ濡れで分厚い一枚になりつつあるコマ図を元の姿に剥離しテーブルに並べ、脳内メモ帳に記載した内容を別紙に書き写すが、一時間前の脳内記述がもうはや消えかかっていて全く笑い事ではないのに笑ってしまった。

今日の寝床は車の中。年間ひと月はマンギョンボンゴ号で寝泊りしているので、宿よりもむしろ安堵である。
外は豪雨。これからテントを張るといったマーシャル俊ちゃんに後ろひと部屋を提供(マンギョンボンゴ号は大の字に寝れる個室を二部屋造れる)。
さっきまで着ていたジャケット、モトパン、ジャージ、膝パッドなどを車内に干しておく。風呂に入れずとも少々空気が悪くとも、この車の中は落ち着く。


明け方大雨、朝小雨。
マーシャルのコースチェックが済んで、走行開始時間になると雨が止んで雲の隙間から太陽が御岳を照らしている。
エントラントによほどオコナイの良い御仁が居るに違いない。

昨晩雨中の画像と同じ場所。携帯が繋がりにくいので出会えたときには情報交換がてら一服。この先は落ちるとヤバい崖が連なる九十九折れ。ガレも酷いしトラブルに至りそうなスポット情報をキャッチしたので未然に防ぐべく再び散る。忍者のように。
そしてしつこいようだが忍者が乗る馬はBMWの次期250モデルである。
ゴコイチ号でマーシャルをすると先述したし、画像の単車もゴコイチ号にとても似ているが気のせいである。ゴコイチ号ならタンクにウイングマークがはばたいてる。
だから気のせいなのである。       つづく。