「たのしかったね小豆島、八坂やったるど」
と過去と未来のイベントの労と楽しみを別イベントにしてしまう週末が終わり、我が身は抜け殻状態である。

抜け殻をかさかさ震わせながら狂宴の片付けをしていると、

サンゴー缶が約65本
ゴヒャク缶が約25本

有った。

アルコールの抜け殻は、これからぴかぴかの新幹線の殻となって風を切るが、ヒトの抜け殻はなかなか帰ってこない中身をじっと待つのみである。



土朝。
しっぽ夫妻から
「燃料OK」
と言う件名の画像付きメールが届く。



今夜の宴風呂の為に、だいまおーの材木置き場の薪を積んだのだ。
続いて
「ワラOK」
と言うメール。
カツオに焼きを入れる為のワラを、だいまおー宅近所の農家から分けてもらったらしい。

さらに道中のスーパーでカツオ一本をムリヤリ解体してもらい、隣町のオフィシャルホルモンショップ”谷川食肉センター”でホルモンミックスをゲット、と次々画像メールが配信されてくる。



メールを見た面子は、否がおうにも宴に向かってテンションが上がる。
「ああオレ今こんな所でナニしているのだ、早く宴会場に向かわなければ。急がなければれば。準備しなければ。ればれば。」
となるのである。

イベントは”集結”へのテンションが肝要なのである。

やがてしっぽ夫妻が到着し、コールマンのどでかクーラーボックスから”来たよラガー”を取り出すと、僕はすかさずシャープの両開き冷蔵庫から”ようこそ金麦”をほじくり出して、これから始まるであろう嵐の如く狂宴に向って静かに乾杯。

そして宴材の買出しにホームセンターへ。




やがて小豆島の激務で腰を壊したもーりさん、毎度関市から遠征のひとみちゃんの夫妻が現れ、やあやあの挨拶も終わらぬうちにもーりさんはいつものコーヒー焙煎に興じている。




だいまおーが軽トラで現れたので、宴会場の末席へ押し上げ勝手に荷台の荷物を降ろし、水平器を見ながら油圧ジャッキと枕木でレベルを出す。



次々と狂宴参加者が現れ次々と分業体制に入って行く。




ウーさんは仕事のままのワイシャツを脱ぎ、週末服に着替え軽トラに水入れの儀を行う。




傍らで燃焼偏愛体質なしっぽの旦那が僕んちのお風呂改め本日のメインボイラーの施工に余念が無い。
煙突は現場の撤去品排気ダクト。



闇が濃くなり宴が始まる。



宴たけなわに風呂が沸く。


以後、酒→風呂→酒→バカ笑い→酒と、酒を基本としたローテーションで夜は更ける。

時計は見ない。
時の流れは時計が決めるのでは無い。

時計を見なくても、酔って裸火を見るとウチワで扇ぎ続ける習性のあるだいまおーの、ウチワのパタパタが止みイビキが時を告げてくれる。



酒宴に時計は要らないのだ。