出発準備で日付が変わり、そのまま有磯海SAで夜食を喰らってから新潟港に向けて出発。

このSAで降ろして走り始めるアフリカの高速料金の精算をどうすれば良いのかしばし悩み、売店の人に事情を話し人間用の通用口から一般道へアフリカを降ろさせて貰うことに。

で、アフリカに乗ったまま歩道を突っ切って通用口へ行って見たが、どう見てもハンドル幅の方が広い。

夜中に爆音マフラーで通用口を行ったりきたりしているとギャラリーの「あいつはナニがしたいのだ」視線がイタくなってきた。
頑張ってもアフリカのハンドルが狭くなって行くわけでナシ、また通用口が広くなるわけでないので(ガンガンやってたらどっちもなるかもしれないけど)、次のICまで走って事情を話したら、マンギョンボンゴ号のETCカードで車の分のみ精算する形でオッケーとなった。

新潟ICまでの道中はアフリカツインの威力を魅せ付けられた。
馬力、安定感ともに必要充分な上、大きなスクリーンのお陰で風をはらまない。
これがオフ車か、と言うほどの快適さであった。

トンネルが多い区間を走ったので、爆音マフラーの音で良い眠気覚ましにもなった。
(本来ウルサイ単車は好みに外れるけど)

睡眠不足が重なった上にトラブルによる疲労感はあったが、このハイペースで行けばフェリー埠頭で出航までの数時間は眠れる。

メタル号より一足先に新潟ICに付いた。

(ヤレヤレもう少しだ…)
とIC渦巻きコーナーへの進入すると、突然HIDのヘッドランプがハイフラ点滅を始めた。

闇を照らす明るいライトが点滅しているとドリフのコントみたいだ、ふ~ん。
と感心してみたものの、コマ送りのような景色を見ていると事故りそうなのでライトを消して渦巻き及びゲート通過。

ライトを点けるとまた直ぐドリフになる。発電系のトラブルのようである。

「ダメじゃネーか!この単車!」

と自分の車のことを棚に上げつつ罵りつつ、ライトを消しつつ点けつつ(逆か)そのまま市街地を抜けてフェリー埠頭へ。

着くなり眠い目をこすりつつ車載工具で電装品廻りのチェック。ふと、
「長距離ラリーレイドってこんな感じかな…」
などと想像しながら作業を進めていると、メタル号が到着。

積載バイクを降ろし、寝床を作っているメタル氏にテントを借りた。

そう、車の無い僕にもういつもの快眠寝床は無く、飛行機組のリビング用の屋根の心配をしていた頃とは形勢が逆転しているのだ(彼らは個人用テントを持ってる)。
まるでカタツムリが一瞬でナメクジになったような心細さである(しらないけど)。

電装品のチェックが終わり、押し掛けして試走に出かける。
ライトを消して暫く走って充電状態を確認すると、ある程度は充電してそうな気配なので、誰もいない街を爆音マフラーでぐるぐるしてから、夜が白み始めた頃、小雨ぱらつくテントに潜った。


なかなか皆に再会出来ずに…続く。




朝、このアフリカで北海道を走る予定のだいまおーに発電不良の件を伝えると、
「いうの忘れとった、このバイクは昔からそうやねん。」
ということであった。
「じゃあ船載せちゃうよ~」
と言うと、
「えーでー」
と言うことなので乗船。

美瑛でだいまおーに引渡したらあと知らないよ~。