
イベントの現地残作業が終わり、館林のmokkori house へ。
今年も歓待をうけました。いつも有難うございます。
そういえば前回立ち寄ったのは去年の同じイベント引けであった。
時の経つのは早いもので。
翌日は同級生マジロー、こっちゃんと三軒茶屋のこキタナくオープンな感じの串揚げ屋で飲む。
大阪のそれより安さやワイルド感がないが、蒸し暑い夏の夜になかなか良い店であった。
都会の雑踏を避け、明け方ネムネムの中ムリヤリ車を走らせたどり着いたのは、東京在住時に”スーパー裏道”と呼んでいた秦野~厚木を快走する県道脇。
ここは誰の邪魔にもなるまいと県道にロータリー状でへばりつく不思議な場所に車を止め、窓を開けて心地よく眠っていたら直ぐ横で大声がして目が覚めた。
「払えません!」
「お金ありません!!」
とシャウトしていた御仁の車には警察官がたかっていた。

寝ぼけマナコで外を見渡すと、どうやらそこはネズミ捕りで捕まえた車達の処理をする場所で、いわばネズミ処分場である。
ネズミさん達に素敵な呪文を教えてあげようかと思ったが、自分もその時既に些細な2つ3つの罪を犯しているので、罪悪感はないけど咎められる前に現場を離れる。
目が覚めてその辺をウロついて、取締りの様子をじーと眺めて画像を撮って立ち去るまで、警察官達はこちらに全く無関心であった。

暫く走った道の駅でトイレ休憩していたら、マンギョンボンゴ号を塞ぐようにパトカーが停まった。
警官が二人出てきて質問タイム。
警A:「ごりょこー?」
僕「は?」
基本的に彼らはこちらの有益な会話をする事はないという先入観があるので、マジメに聞く気も無く一瞬(3回聞きなおしたが)理解できなかったが、「御旅行?」と僕に聞いたのであった。
”旅行”に”御”をつけて質問するんだったらそのあとに”ですか?”だろ、と言う時点で警官Aに嫌悪(基本的に嫌いな人種だけに反応が早い)。
警A:「わるいんだけど免許証見せて」
僕:「ほーい(諸般の事情で素直に免許証渡す)」
警A:「どちらからー?」
僕:「兵庫県ってそこに書いて無かったっけ?(免許書指差す)」
警A:「御職業は?」
僕:「自由業。」
警A:「自由業っ!?」
僕:「そ。 あ・や・し・い・自由業~。」
警A:「あやしい自由業ゥ~!?(苦笑い)」
僕:「俺、怪しいでしょ?」
警A:「うン。イヤ、エーット…」
僕:「俺、テロリストっぽい?」
警A:「イヤぁ…」
警B(年配。ずっとマンギョンボンゴ号を覗いていた):「ごめんごめん、車の中が見えなかったもんだから。ああ、おたくバイク乗られるんだ。」
僕:「まあ仕事で」
警A:「仕事~ぉ!?」
警B:「ありがとありがと。じゃあ気をつけて」
と勝手に不審がって有り難がってさっさと行ってしまった。
その後で消防の人たちにティッシュと4色ボールペン(イベントで重宝する)を貰った。
何かと忙しい道の駅だ。
いつものクセでいつも立ち寄るイチコク沿いのカインズにいつものように立ち寄り、いつもの如くぶらぶらと買いもせぬ工具などを見ていてハタと思い出した。今回の遠征目的にはイベントの他に”人生初サーフィン”があったのだった。
この先のイチコク道中には遠州灘の際を走る長い直線があり、その視界いっぱいに波が押し寄せてくる光景が好きでサーフィンやってみたいぞ~と思った程なのだ。
「お車ナンバー”神戸 400 ち ○○○○”のマツダボンゴのお客様、スモールランプが点きっ放しで~す」
と言う店内アナウンスが流れ出す数秒前には車に向かってダッシュをしていた。
そう、僕はもうサーファーなのである。
中田島砂丘に目的地をセットしたカーナビは何故か磐田市街へと誘い込み、そこで偶然に見つけたのは四半世紀の時を止めたままの模型屋さんであった。
吸い込まれるように中へ入ると埃を被った田宮のプラカラーや筆。当時のトミックスのNゲージ。
壁に掛かったラジコンバギーのパーツは僕が中学生ぐらいの頃にそこに掛けられ、そのままじっと過ごしてきたに違いない。
それら全てを大人買いしたかったが、家に持ち帰ったとてその空間が再現できるわけではないのでまたその変わらぬ姿を見に来るぞと決意し、田宮のラジコン用7.2Vコネクター250円のみを買って店を出た。
ここで一日を終えてはいけない。サーフィンなのだ。
意外にあっさりエントリーポイントを見つけ、駐車場に車を止めた。
サーファー達が海へ出て行く。
その後のくだりは前のブログ”初海”の通りである。

ブログを書いた時は今晩どうしよっか、このまま名古屋の metal house へ乱入し、居酒屋へ出向き夏休みの計画について打ち合わせるのもいーな、などと揺れていたが、結局リベンジする事にし、その日はその駐車場でそのまま泊まり(また車載カップラーメン、缶詰とビールでシノぐ)、翌朝海に出てみるが波は昨日より高く、縦ドラム式洗濯機の中の洗濯物のように洗われるのみであった。
結果としては波の上の世界を滑ることなく終わってしまったが、サーフィンをしに来た事で久しぶりに出会った、ドーッ、と言う止め処ない波の音、裸足で砂の上を歩く触感、広い砂浜の風景、鼻の奥に残った塩水の感覚が、気持ちの奥底あたりの満足感と、体の表層がソワソワとしてしまう焦燥感を久しぶりに両立させてしまった。
これを青春というのかもしれない。
そんな一週間が終わった。
帰ってみると蛍が乱舞していた。
またひとつ夏が濃くなった。
