僕のお友達にMさんという人がいて、それはそれは大層熱心にオフロードバイクへ取り組んでいる。
昨今オフロード熱のよほど低下している僕であっても、氏に釣られて山へ誘い出されシゴカレル事もある程で。

熱心な上に努力家であるので、
”体育の成績で3を取ったことがない”
という運動能力的ハンディキャップも自身のあらゆる試み、限りない鍛錬で乗り越え、
四半世紀をゆうに超えた時を経て、ようやくここにエンデューロライダーとして大輪の華を咲かせるに至った…

かと思わせながら、昔からちっとも変わらないのが、ミス、ヘマ、チョンボの類で、

M氏:「いやー、レースの直前にエンジン降ろしてまた組んだらおかしくなっちゃった~(^O^)/」
私:「エンジン調子悪かったんですか?」
M氏:「別に。」

や、

M氏:「スタートの時クロスモニター(ラップタイムカウンター)のボタン押し忘れたから走りながら押したらコケちゃった~(^O^)/」
僕:「タイムアタック制のオープンEDで何でラップタイム計るんですか?」
M氏:「買ったばっかりだったから使ってみたかったんだもん~(^O^)/」


に加え、

「お弁当食べてたらレース始まっちゃってた~(^O^)/」
「ラジオ体操してたらレース始まっちゃってた~(^O^)/」

と、ミス、ヘマ、チョンボ、要らん事しぃのバリエーションも聞くたびに異なり、こうなるとそちらの方で素晴らしい大輪の華を咲かせてしまいそうな勢いである。

そんなM氏がこよなく愛し、心待ちにしていたのがこのGWに行われた「トレールEDin勝光山」なのであるが、
レースの神サマは開催一週間前、氏にまた新たなる試練を与え、スタートラインに並ぶことすら許さなかったのである。

普通であればここで話が尽きる筈のところをM氏はハタと思いつき、僕にエントリーさせ身代わりにドロ沼へ叩きこみ夫婦でビール片手に観覧し指差し笑おう、と考えたかどうかはわからないけれど、気がつけば僕はM氏に釣られエントリーしていたのであった。

つづく。


キャンパーが喜びそうな勝光山のパドック。レースの次の日はフリーライドが楽しめます。