田んぼに面したのどかな道を、マンギョンボンゴ号でゴキゲンに流していたら、
コンっ!
という音と共に何かが左ミラーに当たり、ヒラヒラと地面に落ちて行く姿が映った。
鳥だ…。
直ぐ後ろを走るキャラバンが、突如進路上に降ってきたそれを上手に避けたのも、ミラーで確認した。
車をUターンさせ、来た道を戻ると道の端に寝ている雀の姿があった。
雀は半分程口を開けっぱなしで世話しなくまばたきばかりしている。車に当たった衝撃で脳震盪をおこしているのだろう、持ち上げてみても暴れる様子は無い。
どうすべきか…
車のなかに丁度良い小箱と雑巾があったのでそれに入れて休ませ、走りながら策を練ろうと思ったが、それでは意識が戻っても巣に帰れなくなる事に気付き、数メートル走ったところで思い留まった。
車を農道に入れ暫くし、改めて雀を見るとさっきよりしっかりした顔つきだ。
「オイ…、じつはもう立ち直ってるだろ。このままボケボケしてたら食っちまうからな、聞いてんのか、」
「おい!」
と同時につついたら、元気良く飛び立って行った。
箱の中に糞を二つ残して。
以前、車にあたったまま意識の戻らなかった雀を焼き鳥にした事が有る。
その時は季節が悪くイマイチだったが、さっきの奴はさぞ美味かっただろうと惜しみつつも、何故か上機嫌な帰路であった。
気持ち良く晴れた空の下、稲刈りが終わった田からは籾殻を燻す煙が漂って来る。
わが身に触れる万物が明るい秋色に染まっていた。

コンっ!
という音と共に何かが左ミラーに当たり、ヒラヒラと地面に落ちて行く姿が映った。
鳥だ…。
直ぐ後ろを走るキャラバンが、突如進路上に降ってきたそれを上手に避けたのも、ミラーで確認した。
車をUターンさせ、来た道を戻ると道の端に寝ている雀の姿があった。
雀は半分程口を開けっぱなしで世話しなくまばたきばかりしている。車に当たった衝撃で脳震盪をおこしているのだろう、持ち上げてみても暴れる様子は無い。
どうすべきか…
車のなかに丁度良い小箱と雑巾があったのでそれに入れて休ませ、走りながら策を練ろうと思ったが、それでは意識が戻っても巣に帰れなくなる事に気付き、数メートル走ったところで思い留まった。
車を農道に入れ暫くし、改めて雀を見るとさっきよりしっかりした顔つきだ。
「オイ…、じつはもう立ち直ってるだろ。このままボケボケしてたら食っちまうからな、聞いてんのか、」
「おい!」
と同時につついたら、元気良く飛び立って行った。
箱の中に糞を二つ残して。
以前、車にあたったまま意識の戻らなかった雀を焼き鳥にした事が有る。
その時は季節が悪くイマイチだったが、さっきの奴はさぞ美味かっただろうと惜しみつつも、何故か上機嫌な帰路であった。
気持ち良く晴れた空の下、稲刈りが終わった田からは籾殻を燻す煙が漂って来る。
わが身に触れる万物が明るい秋色に染まっていた。
