今日は暖かかったので、認知症になった恩師を散歩にお誘いした。
ご家族の話によるとここしばらく外へ出ていないらしい。
動くことを嫌がり始めている。
このままでは、いずれ寝たきりになってしまう。
奥様の後押しにもあって、しばらく考えた後、散歩を承諾。
しっかり、腕を支えて散歩に出発。
膝が上がらず、前のめりで危なっかしい。
現役時代、怖くて顔を見ることすらできなかった恩師と腕を組んで歩いている。
「卒業生と散歩するなんて初めてだよ!」
ポツリと恩師がつぶやいた。
組んだ腕のぬくもりとともに、心も温かくなった。