健康寿命って？

健康寿命ってことばはご存知でしょうか？

日本の平均寿命は男性で約80歳、女性では約87歳まで延びています。お祖父様、お祖母様がいつまでも長生きしてくれて、お孫さんや曽孫さんまでがいて、あーなんて幸せなんだろぅ！！って、みんながみんなそうだったらいいですよね。

でも、現実は違うのです。

医療の進歩によって、機械によって生かされている命が多いことも事実です。

健康寿命とは、簡単にいうと、その人が日常生活動作に支障なく、自立して生活して生きている寿命のコト。

お祖父様、お祖母様や、お母様、お父様に聞いてみて下さい。終活とかエンディングストーリーなんて言いますが、どういう風に最期を迎えたいかって。誰もが、死ぬ間際まで健康で人様に迷惑掛けたくないと答えると思います。また、病院で看取られるのではなく、自宅でと。

日本の健康寿命は大体70〜73歳。

よく考えてみて下さい。平均寿命は80歳、健康寿命は70歳。

この10年の意味。

この10年が家族を巻き込み人生を大きく変えることだってあるのです。

この10年という数値がデータとしてあるのだからこそ、今から健康ということを、健康に生きるということを考えることって大切だと思うのです。

だから、私はそのサポートをしたいと思って活動しています。

人は裸で生まれ、オムツをつけ、食事を食べさせてもらい、着替えやお風呂など全てをやってもらい、ひとりでできるようになりますが、また定年して、新しい家族が増える中老いていく身体。そして、赤ちゃんの時のように日常生活を周りの家族やヘルパーさんにしてもらい、終いにはオムツをつけて…。

考えたくないけど、老いるって色々考えなくてはならないんです。色々受け入れなくてはならないんです。

よく、ポックリ死にたいって口にする人いますけど、病院で関わるとその気持ちがよくわかるんです。

病気になりたくてなったのではないし、そんなこと思い描いてもなかった。寝たきりなんて他人事だった。お嫁さんに迷惑掛けたくなかった。家族にオムツ替えてもらうなんて申し訳ない。などなど。

病気って、症状は様々で。でも、どこかのバランスが崩れれば当たり前だけど以前と同じ様には過ごせない。でも病気って、なった人にしかわからないことだから家族に100%わかってもらえないし、家族にもやはり介護の負担、病院の送迎など荷担はあるのです。

病院では様々な家族劇場を見てきました。家族全員で看病したいと交代でみている家族、誰が面倒みるかで仲が悪くなる家族など。

病院とか病気ってどちらかとマイナスなイメージ。プラスな生活、思考でいるためにも、家族で少しずつ健康を意識するキッカケになればと思います。

私もすぐ食べ過ぎてしまうし、健康寿命を延ばすために日々の生活を一旦見つめ直してリセットできることはしていきます！