・臨也と正臣が一歳ちがい

・来神生な正臣と帝人

・臨正

・だが臨也はででこない







授業を終える鐘の音がなる。
と同時に生徒の悲鳴にも似た歓声が教室中に響き渡った。


「おわったああああ!!」

定期考査最終日。
達成感のあった者もなかった者もそれぞれの思いが混ざり合い解放感に包まれている。
1人、それに反するように机に突っ伏し、当に負のオーラを身にまとっている蜂蜜色の髪の少年がいた


「紀田君ー大丈夫?死んでる?」

後ろから心配そうに黒髪の少年、帝が声をかける
何やらぶつぶつと言っているみたいだ。耳を近づけてみる

「みかどおぉぉ!!!」

「わっ!!!!!」

突然耳をつんざく声に思わず盛大に尻餅をついた

「あたた…なんだよ紀田君!」

「みみみかど…ヤバい…」

「?」

何時になく真っ青な友人に首を傾げる。正臣ならこういう時飛び跳ねてナンパいっこーう!?なんて言う筈なのに。

「いざやさんと勝負しちまった…」

「勝負!なにやらかしたの!?」


殴り合いでもしたのかとあせった帝人だが、目だった怪我はないようで不思議に思う。

「・・ちなみに、何で勝負したの?」


「英語の点数だよ!!あの人いつも遊んでるから頭わりぃだろって油断してた…」

「いや、みるからに頭よさそうだと」

「そうなんだよな…くっそ、俺の馬鹿野郎!」

ぼふ、と音が立ちそうな勢いで自分の腕の間に顔を落とす
動かなくなった友人にため息をつきながら慰めの言葉をかけにかかる。

「ほら紀田!まだ負けたって決まってないよ」

「んー」

「紀田君英語しか取り得ないんだし、いけるよ」

「んー」

「…いざやさん理系っぽいし」

最後のは、全くのでたらめだったのだが
紀田は腕をほどくと、
ふりきるようにほっぺを叩いた

「ん…そうだよな…よし、なんか行けそうな気がしてきたさんきゅ帝人!!」

「…元気になるの早いね」


「切り替えが早いと言ってくれ」

「あ、そいえば勝負ってご褒美とかあるの?」


「まあなー」

「何?」


「へ?なんかいざやさんの家で見せてくれるらしい」

「…へー…家行くんだ…ちなみに罰ゲームとかは?」


「あるんだよお…1日言うこと聞くんだって!」

「…へ?」



なんだその危険な匂いのする罰ゲームは!
正臣、君がモテる事自覚してる?そしてその代表が他でもないいざやさんだって知ってる?
なにされるかわかんないんだよ!?
ああもうだって、それに、
どっちにしろいざやさんがオイシイじゃないか!!

帝人は叫んだ
ただし心の中で


「なんだよそのムズカシイ顔は」


何も知らない紀田の
純粋な呟きだけが鼓膜をゆらした。


ーー


学園が本当は大好きです。