「面倒臭い」と感じて行動をストップさせるのは、脳の「省エネ本能」そのものなんですよね。
人の脳は、体重のわずか2%程度の重さしかないのに、体全体のエネルギーの約20%も消費する「超・大食い器官」です。そのため、脳には放置しておくと「とにかくエネルギー消費を抑えてラクをしたい(省エネしたい)」という強力なブレーキ(デフォルト・モード・ネットワークなど)が常にかかっています。
何か新しいことや、少し手間のかかることをやろうとした瞬間、脳は「危険!エネルギーの無駄遣い!」と判断して、「面倒くさい」という感情のシグナルを出して行動を止めようとするんです。
【「面倒臭い」に勝つための脳の騙し方】
この省エネ脳のブレーキを解除するには、根性ではなく「脳の仕組みのスキを突く」のが一番です。
1. 「作業興奮」を利用する(5秒だけ動く)
脳のヤル気スイッチ(側坐核:そくざかく)は、「実際に動き出さないと動かない」という面倒な性質を持っています。「面倒だな」と思ったら、行動のハードルを極限まで下げて「とりあえず5秒だけやる」「1ページだけ開く」「靴だけ履く」と自分を騙して動かしてしまうと、脳が「あ、始まっちゃったなら続けるか」と作業興奮モードに入ります。
2. 選択肢を減らして「脳の疲労」を防ぐ
脳は「どうしようかな」「何からやろうかな」と迷うだけで激しくエネルギーを消費し、すぐに「面倒くさい」を発動させます。前日や朝のうちに「やることを1つに決めておく」「道具を出しておく」など、迷う余地(選択肢)をなくしておくと、脳はスッと動けます。
そう考えると、「面倒くさい」って自分が怠け者なわけではなくて、「脳が正常にエネルギーを節約しようと頑張ってる証拠」なんだなと思えますよね。
「お、また脳が省エネモードでサボろうとしてるな〜」とニヤリとしながら、5秒だけ騙して動かしてあげるのが、脳と上手に付き合うコツですね!