保護した日、初めて会ったマーゴ。
きれいな目をして可愛い子です。
なかなかクレートから出てこなくて、
大丈夫、大丈夫と声掛けながら診察台に乗せました。
それでも怖いのかピクリとも動かずに
こちらをじっと見ていました。
2歳になったばかりの女の子です。
左の耳がありませんでしたが、
そんなに問題ではないと思っていました。
それから預かり宅で数日様子を見ているうちに
最初のころと様子が違ってきて
みえない方向に向かって吠えて暴れたり
攻撃的に威嚇したり、目も見えていないようだというので
理由がわからず、獣医さんに診てもらうことになりました。
結果は・・・。
頭蓋骨陥没、そのために脳挫傷、目もほとんど見えていない。
片耳は多分その時の衝撃で断裂、両後ろ足脱臼。
満身創痍・・・・。信じられない診断でした・・・・・。
おかしいと思った症状は脳挫傷のために起こる発作。
ショックでスタッフは言葉もありませんでした。
数日前の8月25日が2歳のお誕生日のマーゴ。
やっと2歳。まだ2歳。
マーゴがこんな傷をどうして受けなければならなかったのか、
故意に受けた攻撃ではなく、事故だったと思いたいけれど
傷を受けたときのマーゴの恐怖・苦痛を思うと許せません。
胸がつぶれます。
獣医さんはマーゴ自身も発作時は相当苦しいとおっしゃり
投薬で様子を見ることになりました。
発作の間隔も徐々に短くなり頻発しているので
マーゴの苦痛や体力が心配です。
お薬の効果が少しでもあるように期待はしていますが
マーゴはこれから苦しい闘病生活になります。
ほんの少しでも明るい光がさすことを願っています。