「デビュー曲シンデレラガールが初週売上57万枚超え」

「ジャニーズから4年ぶりのデビュー」

「イケメン揃いの6人組アイドルグループで女性ファン急増」

「デビュー日発売の雑誌が重版の快挙」

「ジャニーズ事務所の将来を担うのはKing & Princeか…!?」





そんなニュースでメディア界が賑わった2018年春

私はまっっっったくもってKing & Princeというグループに興味が無かった



学校に行けば平野くんの話しや花のち晴れの話しが嫌でも耳に入り
校内放送ではシンデレラガールが流れ
家に帰れば母親がママ友同士で花男の話に花を咲かせ
テレビをつければKing & Prince……



こんなに周りはKing & Princeで盛り上がってたのに、私は本人達の顔をきちんと見たこともなかったし正直どうでもいいとも思ってた


ジャニーズやイケメン自体に興味が無いのかと言われるとそういう訳でもない
一応これでも当時はジャニーズが好きだった


松潤、山下智久、山田涼介etc……好きなジャニーズはいたしむしろ周りからはジャニオタと言われてた


花晴れなんかは花男が好きということもあって見たいと思ってたし、デビューした時から好きになるきっかけなんていくらでもあった





なのに何故King & Princeに興味が無かったのか
答えは簡単。目を向けてる暇が単純になかったから


当時私は中学1年生。入学したてということもあって、慣れない学校生活や新しい友達作り、部活の練習量にあせくせしてた
テレビやネットを見る暇なんて無い


朝6時半に起き朝食を食べずに7時から部活
9時からはレベルが上がりすぎた授業をしその間に友達作りをする
13時に10分程の昼食
16時まで授業
それが終われば19時まで部活
20時帰宅
シャワーだけ浴びて晩御飯を食べないまま疲れて21時就寝


これが私の当時の生活


普通に考えて体力が限界に近かった


あんだけ動いて一日の食事10分て…笑笑
体重は2ヶ月で3、4キロ落ちた
家に帰っても勉強をしないまま寝るんだから授業もついていける訳ない
テレビなんて尚更見れるわけがない


また、精神的にも疲れ切っていた

部活の上下関係とか友達との仲とかそういう中学生あるあるの難しさが上がる時期?が、難しく感じなくなるくらい恋愛系が本当に面倒くさかった

悪口や噂をされたりしたりするのが本当に嫌いで終始人の目を気にして動くようになった
これも学生あるあるかもしれない
どうしてすぐ終わるような恋愛や友情にこんなに体力を使わなければいけないのだろうと思い始めた辺りから、もう全てが馬鹿馬鹿しくなるようになった


そんな馬鹿馬鹿しいものに参加してる自分にもそこから抜け出せない自分にもうんざりした



冷静に考えればもっと自分にあった生活に変えれば良かっただけだ
部活をやめるなり友達選びをきちんとするなりすれば良かった
だけど当時の私はそんなこと考える余裕も無かった




毎日毎日必死で


目の前にあることをやり遂げることだけにしか神経がいかず


今後これを続けれる体力が自分にあるわけないのに自分はきっと大丈夫だ慣れるさきっとと過信し







壊れた





King & Princeが華々しくデビューした2018年春




私は不登校になった