私の入試遠戦ホテル宿泊キャンセル失敗の旅は終わった。


毎日ホテルの窓から眺めてた雪の中の旧帝大、尊い存在だったわ。遊びに行く前にホテルや駅で会う受験生やご両親さん達とすれ違うたびに今まで頑張ったな!残り頑張れ!と念じてた。毎日窓から大学を眺めて受験生への祈りを日課にしてから遊びまくってた。


すすきのという繁華街へ毎日繰り出し関西にもあるデパートで買い物して生活活動で街に溶け込み土地勘を養い雪の中の歩き方を覚えた。


時計台は札幌農学校の演習場という建物で北海道大学の前身だったよう。雪の降る中時計台の資料館で読書をし北海道と北大の開拓史を学んだ。有意義な時間だった。


退職した心の傷、息子の塾生活、娘の受験を忘れて充実し楽しんで過ごした。娘の受験当日はドキドキしてたけど入試の日は20年振りくらいにスノボでワクワクもした。怖かったけどすっかり入試は忘れて楽しかった〜。


温泉後の帰りのバスにギリギリなのに友達が娘の合格祈願を神社でしよう!と言ってくれて雪の階段を駆け上がって合格祈願をした。私は階段手前の鳥居で手を合わせるだけで良かったのに、友達は娘のためにちゃんと境内で!と言ってくれた。有難い〜。


そんな、現実を忘れて楽しく過ごした旅は終わり帰宅し娘と会ったのは入試から2日経っていた。


ニコニコ「おかえり〜。入試?あー、もう終わった事やん、」

とドライ。


娘よ、私はあなたの入試の日に滑って派手に転けてたわ。それは決して縁起の悪い事でなく貴女のコケ滑りを私が請け負ったのよ!そうに違いないから、安心して〜〜。


北大生活の準備バッチリで帰ってきた。不要なのに。