子どもは頑張ったんだよ。春も夏も冬も、毎日何時間も。でもね、自分から受験すると言ったから、もっとできたでしょうとは思う。寝る間も惜しんで勉強するかと思いきや、最後までそんなことはなかったからね。かと言って、親が無理やりお尻たたいてというのも違うし、小学生の受検って自分が大学生の時とはなんか違ったわ
3〜4年前にお子さんの中学受験を終えた友人(高学歴)が、以前こんなことを言っていた。
彼女のお子さんが受けたのは公立中高一貫高だけで、結果は不合格。あんなに頑張ったのにという悔しい気持ちと、もうちょっとやっていたらというもどかしい気持ち。その両方が混じり合っているんだろうなって、聞きながら思った
そして今、その気持ち、早速私も体験しております〜
「今回は頑張る」んじゃなかったのかな?
本業×複業で、子どもの伴走をするような余裕はない私。とりあえず「宿題はやりなさいね」と言っているけれど、学校の勉強も塾の宿題も基本的に子ども任せ。中受親としては落第なのかもしれない……
そんな中、物欲のない息子が、今回の月例テストでは、珍しく目標点数とご褒美を提示してきました。どうしても課金したいゲームがあったようで、「今回は頑張る」と
でも、勉強量を増やしている様子はない
確かに苦手な理科は頑張っていたけど、社会は要点チェックをやるだけ。算数は計算問題をやるだけ。あとはちょろちょろと勉強していたけれど、どう考えてももうちょっとやればできるはず
できる教科は余裕をぶっこく
「これ、宿題なんじゃないの」と声をかけるも、「うん、大丈夫〜」と息子。宿題も自分で管理させ、丸つけまで自分でやらせているので、「そうなんだ」と思っていたら、テスト前の授業の日に、見たことのないような予習テスト(算数)の結果を持ち帰ってきました
勉強しなくても何となくできてきた算数。本人もよほど動揺したのでしょう。塾が終わった後に、いつもはかけてこない電話をかけてきて「みんなできてなかったんだけどさ……今回結構やばい点数でさ……」とジャブを打ってきた
そこからテスト前の最後の2日、追い込み学習に付き合い、なんとか当日の点数はそこそこそのところまで持っていったけど。「あなたどう見ても全部やってませんでしたよね、宿題」ということは明らかで……
頑張っていないとは言わない。
でも、なんか足りなくないか??
自律してほしいから、親がとやかくいうのは違う。気もするけど……
塾があろうとなかろうと、毎日1時間以上は家で勉強しているし、彼の主な娯楽は本(というか学習漫画。サバイバルや実験対決)か録画したクイズ番組orNHKの学習番組。4年生にしては十分頑張ってると私としては思う(中受の世界ではどうなのか分からないけど)
そうは思うけど、目標があるんだったら、それを達成するための最大限の努力をしようよ……とつい思ってしまうのは酷なのかな。
果たしてどこまで親が働きかければいいのだろう。
「もっとやればいいのに」という気持ちはグッと堪えるべきなのだろうか
ガッツリ管理すれば、それなりに成績は上がりそうだけど、それって子どもの自立や自律の妨げになりはしないか。中学受験は目標の一つではあるけど、目的ではない。失敗から学ぶことも大事だし、試行錯誤できるいい機会じゃないかとも思う。何より私は、教育虐待親にはなりたくない!
けどいや、何もしてあげていないのは親の怠慢なのか
もしかすると今よりちょっと手をかけてあげた方がいいのかも
少し模索する期間がやってきそうです
中受は一歩間違うと教育虐待になりそうで……自分をコントロールするために、何度も読み返したい本
参考にしたい中受親の姿勢