わたしの教室ラボパーティは、

年齢のちがうこどもたちが

一緒に

英語劇をつくりあげます。

役者も演出家もこどもがやります。

小6のAくんは、

うてば響くノリの良さがあり、楽しい雰囲気づくりのうまいこです。

いつも全体への目配りと気づきが素晴らしく、

小さいこも一緒に動けるように

さりげなくフォローしたり、

「〇〇ちゃん、大丈夫?」と

さっと声かけができます。

全体の動きが進行しているなかで、

自分の役割をはたしつつ、

他のメンバーの動きもちゃんと見えている。

大人でもなかなかできることではないですから、

Aくんは素晴らしいと

いつも感心しています。

活動中に、何かを選ばなければいけない場面があり、

「あなたはどうしたいの?」

とこどもたちに尋ねることがあります。

すると、我先に選ぶこどもの多いなかで、

Aくんは

「僕はいいです。」

といって、

こたえないときがよくあります。

Aくんが思いやりや、

男らしさから、

他のこどもたちと

選んだものがかちあったときに、

周りの人に譲ってくれる場面が

何度もありました。

そんなときに、

私は、

「このこの優しさはどこからきたのかな?」

と思っていました。

きっと、お父さん譲りの優しさなのでしょうね。

多くを語らず、ご自分が何か役割を引き受ける姿を

Aくんは

自然に習い覚えたのでしょう。

すごいね素晴らしいね

心からそう思います。

でもね、

「ぼくは絶対これやりたい!」

という君も見たかったなあ。

テューターのわがままだって

わかってるんだけどさ。

いつかみたいなあ。




読んでくださってありがとうございます。
感謝します。