今まで、映画化された小説は、映画を観た、もしくは観る予定でなくても敢えて読まないようにしていました。なんか、映画になるような有名な本だから読むって思われてもな〜(←誰が思うんだよ!)って、私の基準があったのです。本当にややこしいな私って思うのですが、きっとこれも他人にどう思われるかが最大のポイントで生きてきた故の変な基準なんでしょうねー

今までも何回か借りようかと思いながらも、借りられなかった。今回もしばし悩む
えーいっ借りるぞと手を伸ばし、1つ私は成長しました

なんでもっと早く借りなかったのか…
アルツハイマー病の妻に請われて扼殺してしまう警察官。自首をしてきているが、殺害から二日間の空白があり、そのことについては口を割らない。半落ち。その空白に迫る六人の男たちの物語。
私は、仕事柄その人がどんな生活を送ってきたのかを考えるのですが、この作品は、登場人物それぞれの背景がしっかり描かれていて、感情移入しやすかったので、あっという間に読んでしまいました。
アルツハイマー病が中心にあって、「壊れていく」恐怖、切なさ。殺す「優しさ」、殺さない「優しさ」を問う場面があるのですが、日々、認知症の利用者さんと接しているだけに、正解は分からない。そんなことを考えた本でした。
ラストにかすかな光を感じたのが良かったな。

