この対談をしているふたり、

半藤一利と宮崎駿はなかなか頑固オヤジぽい

風体をされているが、その分なかなかに鋭い。

というやうに若輩者が論評するのも憚られるが

この対談は非常に興味ぶかかった。

タイトルに腰ぬけなぞとつけているが、

決して腰ぬけなふたりではないのである。

そして、宮崎駿の博識というかマニアぶりもスゴイ。

おふたりともというかこの年代の方々は何故こんなにも

記憶力が確かなのであろう。

その時その時代がどれだけ濃いかということなのかも

知れない。

いまの現代のなんと薄っぺらいことかと痛感させられる。

一年一年をただ流されて生きている我々の時代。

ということで、まだまだ青いのであるから、もっともっと

濃く人生を生きていこう。


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