映画化されて公開中でもある「凶悪」の原作を

読んだ。

映画に興味があるというか、観てみたいと思ったのだが、

映画の予告編でもなかなかのキツイ事件であるなと感じた

通りにこの事件はひどい。

しかもフィクションではないのである、

現実に起こった・・・しかも大昔のことではなく比較的

最近の事件だ。

恐ろしい、オゾマしい、鬼畜の所業、人間の皮を被った獣。

いくらでもその行為をおこなったモノどもに対して思いつく

コトバは出てくるだろうけど、何か本を読んでると現実感が

希薄になる。

文字を追っているだけだとそうなのだろう。

ただやってきた行為をアタマの中で反復させたり、現実におき

換えると身震いがするほど怖くなる。


そうだ、現実感がないほど彼らがした行為は人間がするとは

思えない血の通った人間がすることではない。

しかし現実にはこれに近い事件は山ほど起こっているし、

表にでない事件も同じほどかその数倍も多いと思われる。

本書にもこれ以外にも事件として認められない案件があった。


僕らが知らないだけで、すぐ近くでこのような事が行われて

いるということを否定できないのである。


やはり人間が一番コワイのであるのだな。


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