カイジで有名な福本伸行さんが描いている漫画の

ひとつである「最強伝説黒沢」を読み終えた。

読み終えたのは近所のカレー屋である。

何回かに分けて読んだのだが、最後は感動してしまった。

多分これはどこかで読んだのだろう。1、2巻の話は

ところどころ読んだ事がある感じであった。

これを読んでみたいと思ったのは、アメトークで特集して

いた「福本伸行芸人」の中で何人かが取り上げていたから

である。

他は割とギャンブルもの的な要素が入った感じだし

設定が少し非日常的な(カイジくらしか読んでないけど)

ものが多い中で地味な素材だし、主人公の黒沢も最初は

ダメダメ人間である。マダオ(まるでだめなおっさん)だ!

だが、この黒沢を全否定できない自分がいる。

それどころか黒沢は時折カッコいい事を言ったりするし

ダメなりに必死で生きている部分がある。

意外と深いのである。途中あまりのダメぶりに黒沢に

愛想がつきかけるが、ラスト2巻くらいから黒沢は生きた証の

ようなものを周りに刻む。

(詳しくは読んで体験してください)

この主人公にわずかでも自分を投影できるとこの漫画は

スゴイ深みをみせてくる。

でも共感はしたくない読者が多いのかもしれない。

俺はこんなんじゃない!と。


実はまた読み直してもいいかなと思えてしまう漫画だ。

ただあまり人生経験のない若い時に読んでるとわかるのかな

と思えなくもない。

不覚にもカレー食べながらウルウル来てしまったのである。


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