『最後の忠臣蔵』を観ました。

ちょっと予定まで時間が空いたので、時間つぶしに

映画でも観ようと思いタイミング的にあったのが

この映画でした。

ほとんど予備知識がなかったので、最近多い時代劇の

ように派手なやつかなと思ってましたが・・・。

地味!!

換言すると、渋い時代劇でした!


題名に忠臣蔵とつくので、討ち入りの場面があるかと

思いましたが、ほとんどありません。

その点でこのタイトルは商業的な意味合いが強いかと

思わされました。

(でも原作のタイトルと同一だから他意はないのかも)


違うタイトルでもっと渋い感じに付けられていたら、

こういう先入観では観なかったのにと若干残念でした。

忠臣蔵ファン(?)を取り入れようとした割りには

客の入りはガラガラでした。(違うようですが・・・)



映画は役所広司と佐藤浩市の演技にさすがと唸りましたが

物語自体はそんなに驚かされる設定ではないです。

すごく共感できる部分と侍の考え方が理解できなくて

没入できない箇所とがありました。

監督が北の国からの演出のためか、最後に田中邦衛がチラッと

出演されてました。



少し前に録画してあった黒澤監督の『七人の侍』を観たの

ですが、この大昔の作品が改めてスゴいと感じました。

この『最後の忠臣蔵』も悪くはありませんでしたが、

『七人の侍』のようにまた観直そうとは多分思わない

でしょう。


あくまで個人的なカンソーです!


静かな映画なので、観客の鼻をすする音がよく聞こえました(TωT)

もちろん私の目からも・・・・・。

最近涙脆いもので・・・・。

うーーーん、いい映画だったのかも。

役所広司すごく上手いのですが、役どころとしては少し

年齢がいき過ぎていた感が惜しいです。

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