おはようございます。

お元気さんで! (^O^)



日本ではあまり名前は知られていませんが、アメリカのプロダクトデザイン会社で 「IDEO」 という会社があります。



ここでわざわざ採り上げる通り、日常のあらゆる場面で使われる数多の製品のデザインにおいて、アメリカでもトップ企業です。



その会社に伝わる思考法が 「はぁーーー、なぁーるほどぉー!」 と思ったので、ご紹介したいと思います。



あなたのお店・会社でもすぐに使える思考法です。



それは、すごく簡単な事なんですが、


『「なぜ?」を5回繰り返せ』


という事です。



ビジネスのいろいろな場面で、 「なぜ?」 と疑問を抱く場面はよくあります。



「Aはなぜ〇〇なんだろう?」 とか。


人はふつうに、それの答えを見つけようとしますよね。


そして、見つかる。


「ああ、なるほどー」 ・ 「あー、スッキリした」 ・ 「うん、うん、分かった」 ・・・・・で終わるのが一般的ですよね。


もうちょっと深く考える人は、


「いやー、でも、それはなんで□□なんだろう?」


と考え、さらにその答えを探します。


で、めでたく見つかる。


多分、かなりの人は、行ってここまでではないかと思います。



IDEO社では、この行程を5回踏みなさい、としています。



すごいですね!



試しに、私もやってみましたが、時間の加減もありちょっとした例題を簡単にやってみただけですが、それでも 「ほぉー、ここまでの事が出てくるかー!」 という感じのものが表れてきました。



ちなみに、その例題がこれ。



************************


大阪に 「パブロ」 という半生のチーズケーキの店が

あるんですが、そこがなぜ売れるのか?

という例題です。


Q1,「パブロ」のチーズケーキはなぜ売れるの?

           ↓

A1,半生の食感が特に人気があるから。


Q2,なぜ“半生の食感"が売れるの?

           ↓

A2,今までに体験したことのない食感だから。


Q3,なぜ、今までに体験したことのない食感のものが

   売れるの?

           ↓

A3,未知のものは試したくなるもの。


Q4,なぜ“未知のもの"を試したくなるの?

           ↓

A4,自分の体験値を高めたいから。


Q5,なぜ、体験値を高めたくなる?

           ↓

A5,今後、新しいものを作る時の素材になるし、

   人にも言ってみたい、というのもある。


************************



という感じで。



言い訳しときますが、先にも書いた通り、かなりやっつけの即興でやっているので、「些末だなぁー」 と思われても、どうかご容赦を。(笑)



ただ、これだけでも、キャッチコピーの素材抽出には役立ちます。


「未知の食感」 というフレーズに、「人に言いたくなる」 という “それを買うとでき得る体験" も付けられる、という事が見えてきていますよね。


「つい人に言いたくなる未知の食感」


というフレーズなんかが出来たりします。



あるいは、考える方向を変えて、「次回の新製品の開発要素のあぶり出し」 にもなっている事がわかります。


『人の「体験値を高めたい」という欲求をくすぐる、

 今までに無い食感や他の要素を入れる』


という開発要素や、その製品のPRの切り口が見えてきますよね。



簡単にやってもこれぐらいは見えてくるので、もっとド真剣に考えてみれば、もっと充実した答えが見つかるはずです。



あなたの会社・お店の商品やサービスに関する 「なぜ?」、これを5回掘ってみませんか。



何か新しい、ポイントをつかんだ “何か" が見つかるかもしれませんよ!!!



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!





「IDEO」社の事を紹介した書籍はこちらです。


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         「なぜ?」×5 で、大事な要素出しを!