おはようございます。

お元気さんで! (^O^)



実際の売り場でも販促物などでも、強い “売り込み" はお客さんを遠ざけます。



そのためなのか、商品の説明などだけして、結局 “何を伝えたいのか" 解らない販促物もちょくちょく見かけます。



でも、これはこれで、お客さんの方としては 


「ん? どうしたらいいの?

 何だったんだ?」


となる確率が非常に高くなります。



そういう事で、当ブログでも過去に2~3回ほど


「お客さんの “着地点" を

 明確に示せ」


とお伝えしてきました。



つまり、その販促物で狙っている目的によって、例えば、


●見込み客を抽出する目的

  → 連絡先の近辺に 「お問い合わせください!」 や、

     「お気軽にご来場ください」 など。


●ズバリ、注文をゲットする目的

  →  商品紹介の近くに 「お買い求めください!」 とか

      「在庫一掃、今すぐ!」 など。


という文言をはっきりと提示します。



これらの提示によって、お客さんは 「あー、じゃあ、そうするか」 と、その方向に誘導される可能性が広がる事になります。



この反応に関しておもしろい実験結果が出ております。



学生たちに、とある慈善活動への参加協力を自身の友人たちにお願いさせる、というもの。


この際、声掛けの対象を 「もっとも協力してくれそうな友人たち」 と 「もっとも協力してくれなさそうな友人たち」 同数ずつに分けさせました。


そして、各自チョイスしたその2つのグループをそれぞれ半分に分け、


●片方には 「相手の名前宛で、協力に対する

  具体的行動の指示などの詳細が書かれてある」 という手紙


●そして、もう片方には 「学生各位宛とし、協力のアウトラインだけが

  書かれてある」 という手紙


を、それぞれ相手に渡すように指示しました。



結果、、、、


「もっとも協力しなさそうな友人群」 の中の 「学生各位宛、協力の詳細説明なし」 は当然ながら、ほとんど協力しませんでした。


これは当然。


で、 「もっとも協力しそうな友人群」 でも、 「学生各位宛、協力の詳細説明なし」 の方はあまり協力が得られなかったとの事。


しかし、、、、


「相手の名前宛、協力の具体的説明あり」 の手紙を受け取った方は、「もっとも協力しそうな友人群」・「もっとも協力しなさそうな友人群」 この2つ共に協力に参加する率が明らかに高かった、という実験結果が出たそうです。


特筆すべきは、「もっとも協力しなさそうな友人群」 でも協力参加の率が高かった事ですよね。



つまり、


「こうこう、こういう風に

 行動してほしい」 と

明示した方が、

その通りに相手が動く確率が

高くなる


という事がはっきりした訳です。



何でもかんでも 「買って、買って」 では当然ダメですが、その販促物の目的ごとに、そこでお客さんに起こしてほしい行動は書くべきです。



あなたの販促物はどうなっていますでしょうか。



お手すきの時間にでも、ぜひ検証ください。




それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!




赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」