おはようございます。

お元気さんで!(^O^)



私はデザインや原稿作りに必要な写真素材を探すのに、無料で画像提供してくれるサイトのお世話になる事がよくあります。



また、同じ同様の素材を引っ張るのに、印刷会社さんで同じく無料で素材提供している業者さんの所にも頻繁にアクセスします。



このような業者さん、本当に大いに役立ちます。 本当に太っ腹だなぁーと感心します。



一方で、 「この素材を使うには、〇〇に使用するならXX円、△△に使用するなら□□円かかります」 という業者さんもふつうにいらっしゃいます。

(こちらの方がふつうではあるんですが・・・)



つまり、


世の中には、 

「どんどん共有してください」 っていう業者さんと、

「これはうちの財産ですから専有します」 という

業者さんとに分かれている状態がある


という訳です。



インターネットが普及し、googleという業者が台頭し、世の中に 


「シェア(共有)」 


という発想が急激に広がりました。



シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略/日本放送出版協会
¥1,995
Amazon.co.jp


メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる/徳間書店
¥1,680
Amazon.co.jp


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略/日本放送出版協会
¥1,890
Amazon.co.jp


これらの本にその辺は詳しく説明してあるのですが、とにかくネット社会になる前には企業などが “専有" していた知的財産などを他者が使わせてもらうには当然の事ながら一定の費用がかかった訳です。



ところが今は、そういったものもフリー(無料)で使わせてもらえるサービスなんてざらにあります。



これは多分、読者のあなたも一度は考えた事はあるかと思いますが、


「タダで使わせて、

 採算は合うのだろうか?」


って事。



まあ、よく言われるのは、「広告収入」 ですね。



フリーにしてある分、閲覧者が多いので、そこに広告を載せれば宣伝効果が高いですよという触れ込みで広告収入を得る、という収益モデルですね。



ただ、私が先ほどのような業者さんにフリー素材を借りに行く際にふと感心した事は・・・・


この、“シェア"するモデル に対しては

接触回数が格段に多くなる


という事でした。



「接触回数が多くなればなるほど、人はその相手に対して親近感を持つ」 というのは、研究ではっきりしている事で、マーケティングの世界でも常識的に言われている事です。



つまり、接触回数が多くなった業者さんはそれだけユーザーの支持を得やすい、って事になります。



「シェア指向」 の業者さんがあったとして、同じ土俵で競い合っている 「専有指向」 の業者さんがあったとするならば、その対比がより鮮明になり、好感度の差はどんどんついていく可能性がある、と言えます。



先ほど例に挙げた “印刷会社" さんなどはその好例かもしれません。



「シェア」する業者にアクセスする回数が増え、それに比して注文する回数が増える、という事が考えられる一方、 「専有」 している業者に対しては 「ケチだなぁー」 という印象が付き、アクセスも 「シェア」指向の業者の方に優先されてしまい、そちらで注文が決まってしまえば必然的にこの 「専有」指向の業者には回ってこない、という現象が考えられます。



そして、もう一つの大きな期待される効果は


返報性の効果」 が

期待できる


という事です。


「返報性の効果」 とは、タダもしくは安価で何かをしてもらった事にお客側が恩義を感じ、それに報いるために何かを買おうという気持ちになる事、を言います。



百貨店のデパチカや催事会場での試食での定番手法ですよね。



先ほどの 「印刷業者」 を例に採れば、


「いつもタダで写真を借りているから、

 少しは発注してあげないとね」 


と思わせる効果、という事になります。



あと、 「風が吹けば桶屋が儲かる」 的な形で、強い宣伝効果も生まれるのではないかと感じました。



今の時代、とても強い宣伝効果を発揮しているのが 「口コミ」 ですよね。



例えば、あなたが仮に私とお友達だったとして、私に 「写真の素材をタダで貸してくれるとことって無いだろうか?」 って相談した際には、私は迷わず 「あー、なら、うちで使っているところがあるよ!」 ってご紹介しますよね。


これで、もう既に1件の 「口コミ宣伝」 が完了した、っていう事になります。



その業者にしてみれば、フリーで私に素材を提供していた事によって、私を通して、あなたという新規の見込み客を獲得した、という事になるのです。



これにしても、大きな効果があると思います。




まぁ、今でも、「シェア」と「専有」はどちらがいいか? という事は、賛否両論あるかとは思いますが、私の感ずるところ、これからは 「シェア」指向の方がどんどん強くなっていくのでは、と思っています。



そして、もしそれに同感された読者の方がいらっしゃったなら、あなたのご商売でお持ちになられている情報は、可能な限り “タダで" 開示されていかれてはいかがかと思います。


上記の効果、


●接触回数のアップ


●「返報性」の効果


●「口コミ」の広がり



が期待できるのではないかと思います。



いかがでしょうか。


一度、あなたも 「シェア」 を考えてみられては。



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!





赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」
           世界は “シェア化" の方向へ? かな