おはようございます。
お元気さんで! (^O^)
先日のニュースにこんなのがありました。
「NHK 外国語使いすぎ」
精神的苦痛、慰謝料求め提訴
(http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130626-OHT1T00231.htm
)
71歳の男性が、NHKの放送で外国語を使い過ぎて意味が解らない、と裁判を起こしたというお話。
マスコミの捉え方としては、客観的には伝えているものの、もの珍しさと少しの “滑稽さ" を含みながら報道しているように感じます。
私見的には、 「言ってる事は解からんでもないけど、裁判まで起こすほどかい?」 という感覚ですが、私も年寄りの父母がいるので、多少 「確かに、もう少し年寄りにも解る伝え方してくれたら嬉しいけど・・・」 とは思います。
ちなみに、この記事で取り上げている “解りにくい外国語" とは、次の通り。
●リスク
●システム
●イブニング
●ケア
●トラブル
●コンシェルジュ
●アスリート
●ディープ
●コンプライアンス
「コンプライアンス」 とかはどうなんですかねー?
確かに、ふつうの人でも伝わりにくいかもしれませんね。
でも、今回のこのお話、ご商売をやっている読者のあなたは、ぜひ 「他山の石」 にしていただきたいのです。
とにかく、とにかく、できるだけ平易に、つまり、
パァーン!と解る言葉で
伝えてくださいね!
専門用語は、必要とあればしょうがないんですが、できるだけ使わないようにして一般の言葉に擦り替えて使うか、または、その言葉の後に ( ) で解りやすい説明を入れるとかして、伝えてください。
これは、当ブログでも過去2回ご紹介した事例ですが、前に受講したセミナーでとある講師が滔々と悦に入りながら説明した言葉を文字にしたものです。
「えー、先日、・・・・・のカンファレンスで・・・・・、
このロジックは・・・・・のファクターによって・・・・
ICTを駆使し・・・・・・のデバイスを用い・・・・・
をエンカレッジメントし・・・・・のベネフィットを得て
・・・・のエビデンスから・・・・・をコミットし・・・・
のバイタルデータより・・・というドライバーを使い
・・・・のプラットフォームとして・・・・」
しゃべってる本人は まぁ、 「どうだい! 俺ってよく知ってるだろ!」 的に得意気に話していましたが、聴いている私たちは、
まぁー、聴きにくい! 聴きにくい!
全然頭に入ってきませんでした。
(確かに、私の頭のレベルもあるんですが・・・・(^_^;) )
このセミナー講師の例はあまりにひどすぎる例ですが、件のNHKの話にしても、おそらくNHK側としては
「これぐらいなら視聴者も解るだろう・・・」
という意識で使っていた言葉も多々あったと思います。
が、現実には、 「解りにくい」 と指摘された訳です。
という事は、あなたが発信する広告にも、同じように 「解りにくいよ、これ」 と指摘される可能性があり得る訳です。
ですから、
とにかく平易に!
という訳です。
広告は、あなたの専門性をひけらかす舞台ではありません。 消費者に商品・サービスに触れてもらうきっかけを作るためのものです。
“伝え" て満足していたら、それは独りよがり。
“伝わって" はじめて、“伝える"作業の目的が完遂されるのです。
どうか、言葉選びにご留意くださいませ。
それでは、今日はこの辺で。
あなたにとって、良い一日を!!!
「解んねぇーなぁ~・・・」と思わせる事は購買チャンスを逃す。