おはようございます。



連休の前半が終了しましたね。



どんな休日をお過ごしでしたか?



今日・明日・あさって、ここはガッツリ仕事をしましょう!


月末というのもありますし、よけいに、ね。



それでは、今日もよろしくお願いします。



先日アップしたのが、 『「当事者意識」を感じさせろ!(前編)』  という記事でしたが、今日はその後編を。



先日の記事では、当事者意識を感じさせるには、


「(私にとって)〇〇だ」 (※「〇〇」は、「大変」であったり、「役に立つ」であったり、「心地良い」であったり)


の “私にとって" を感じさせないといけない


というお話をしました。



今日は、


じゃあ、どうやってそのように気持ちを誘導するか?


っていうお話を。



まず第一段階でどうしてもやっておかないといけない事、それは、


ターゲットの絞り込み


です。



例えば、あなたが 「100人じゃんけん勝ち抜き大会」 というイベントに参加したとして、3位までの賞品がクルマだったとします。



最初の1回戦・・・・「勝ちたいなぁー」 ぐらいの気持ちで、そんなにドキドキしないですよねー。


でも、あれよあれよで勝ち抜いて、勝ち残った5人のうちの一人になったとしたら・・・・。


あと1回勝つぐらいでクルマに手が届くと考えたら、けっこうドキドキするのではないでしょうか。



なぜ?


簡単ですが、あなたが “絞りこまれたうちの一人" になっているからですよね。



あなたのご商売のターゲットのお客さんも一緒なんです。


最初のフルイにかけた100人という段階のターゲット層のうちの一人だとあまり 「あ、自分の事だ」 なんて思いにくいです。


でも、このターゲット層に数段階の絞り込みをするフルイにかけていって、絞り込まれたのがあなたを含め5人だったとしたら。。。


「えっ! 私?!」


って思いますよね。


イコール、めちゃくちゃ “当事者意識" が上がっている状態になっているという事です。



「プロ野球ファンのみなさん」 ってテレビで言っていても、 「ふぅーん・・・・」 ぐらいしか思いません。


でも、「巨人ファンのみなさん」 って言われると巨人ファンの人は少し反応するかもしれません。


では、「巨人の坂本選手ファンのみなさん」 って言われると、坂本選手ファンはけっこう反応すると思います。


最終的に 「坂本選手をリトルリーグの頃から見ているファンの人」 って言われると、該当者の人は 「あー、あー、それ、俺、俺!」 ってなりますよねー。


これが、絞り込まれた客層の人の反応です。


対象者は少なくなりますが、反応の強さは、最初に呼びかけられた 「プロ野球ファンのみなさん」 と言われた時に比べて “月とスッポン" です。



という事で、まずは “ターゲットを絞り込む" という事ですね。




次に、より “当事者意識" を高める方法は、


「YOU発想」


で伝える、という事。



「YOU発想」って?・・・・・えー、すいません、これ、私が作った造語なんですが、簡単に言えば、 


「主体を 

 “あなた(=YOU)" 

 に置く」 


という事です。


これを大前提にして “伝え方" を考えていくと、 “伝わる" 販促ができることになります。



お客さんにとっての 「私にとって」 にフォーカスしないといけない訳ですから、こちらからすると 「“あなた"にとって」 を追求するのは当然ですよね。



よく失敗している例。


「自分たちですごくいいモノができた!」 と舞い上がっている業者が、 


「これこれ、こういうすごい製品ができました! 

 機能は、こうこう・こうで、

 スペック的にこんなに優れています!

 こんな数字は今までにありませんでした!」


というPRをやっちゃうパターン。


ヘタすれば、この文句の後に 「どうです! すごいでしょ!」 なんて入れかねないぐらいの勢い。



でも、このPRは完全に 「自分主体発想=ME発想」 です。


売る相手の 「あなたにとって」 に全然フォーカスできていません。



買う側の 「あなたにとって」 を本当に考えるなら、確かにすごい技術かもしれないけど、スペックのすごい数値なんて別にどうだっていい事です。


それよりも、 


「〇〇の調理がこんなに簡単になる」


とか 


「書類でマーキングしたい部分の色分けが

 1本のスタイリッシュなペンでできますよ」 


なんてPRされる方が、 


「あー、(私にとって)便利だわー。

 これ!」 


とか 


「お! (俺にとって) こういうの、

 欲しかった!」 


ってなるんです。



「相手(=YOU)だったら、

 ● どうしてほしいか? 

 ● どうされたら嬉しいか? 

 ● 何が便利か? 

 ● どう伝えたら解りやすいか?

 ● 何に困っているか?」


という、あくまで主体を 「あなた = YOU」 に持っていった考え方が、お客の強い “当事者意識" を生むのです。



今何か新製品を開発中の方や、サービスのリニューアルを考えている方、販促の打ち直しなどを検討中の方は、ぜひ 「YOU発想」 に照らし合わせながら考えてみられてはいかがですか。



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!


 



赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」
     「ん?! これって、私のことじゃん!」 を

     感じさせたら、あとは強く反応してくれる。