おはようございます。

お元気さんです! (^^)



私が信奉するあるカリスママーケッターが街角で目にしたエピソードから。



その先生が目撃したとあるカップルのシーン。


場所は銀座のカルティエの前。


どうやら二人はもめている様子。


耳に入ってくる話を聞いていると、クリスマスのプレゼントで双方の考え方が食い違っているよう。


男の方が女性に、カルティエのある指定の時計をプレゼントする約束をしたようなんですが、それをこの銀座のカルティエで買うのか、男性の方が探してきたとあるディスカウントショップで買うのか、というところでもめているようでした。


男: 「別にここでなくてもいいじゃん。」


女: 「ここじゃないとダメなのー!」


男: 「だって、同じものだから、あっちの店でいいじゃん。

    7万5千円も安いんだよ。

    それだけあったら旅行だって行けるじゃん。」


女: 「ダメなのぉ~・・・・。

    だって、友達にそんな所で買ってもらったって、

    恥ずかしくて言えないじゃん。」


男: 「だって、同じモノだよぉー。。。

    だったら、安い方がいいじゃない。」


そうこうすったもんだしているうちに、とうとう女性の方が泣き出しちゃった、という顛末です。



そこで先生の解説が付き、


この女性は、時計のプレゼントもさる事ながら、 

「銀座のカルティエで買う」 

という “体験" がしたかった。

更に、それを友達にも言いたかったのだ。


という風に結論付けておられました。



「まさに、その通り!」 と腑に落ちました。



「カルティエの時計」 という “モノ" にも魅力がありますが、それ以上に 「銀座のカルティエで買ってもらった」 という “体験" がしたかった、という事ですね。



そして、このエピソードは、


人の満足の基準は 

“モノ" ではなく 

“体験" にあり


という事を物語っている、と実感しました。



思い返せば、こういった事例は自分自身にも、また身の周りにもたくさんあるのではないでしょうか。



例えば、あなたへの誕生日プレゼント。


“モノ" だけ欲しかったら、贈る人から宅配便で送ってもらえばいい。


でも、心から嬉しいのは、


贈る人が直接やってきて、


「おめでとう! 〇〇さん(あなたの名前)!

 素敵な一年にしてね!」


と言われて、手渡しでもらう方ですよね。


これは、「プレゼント」 という “モノ" で確かに一定の喜びはあったかもしれません。

でも、それにプラスされた、「直接顔を見せに来てくれた」 ・ 「素敵なお祝いの言葉をかけてもらった」 という “体験" によって何よりも大きな満足感を得られた、という事ですよね。



「子供と遊園地に行く」 というケースの場合、誰か適当なベビーシッターに頼んで、子供に 「遊園地に行く」 という “サービス" だけ与えてやればいいかって言うと、それで子供の満足感は得られるでしょうか?


おそらく、どことなく淋しさを感じるのではないでしょうか。


やはり、親なり祖父母なり、その子を愛してくれる存在が一緒に連れて行って、そこで子供への愛情をいっぱいかけて一生懸命楽しませてやるという “行為" に、その子は何よりも大きな満足を感じますよね。


その子にとって、それは

自分を大事にしてくれる人と

分かち合った 

「楽しかった思い出」。

イコール、

大事な “体験"」。

それが自分の心を満たした、 

という事になります。



電化製品の利便性にしても、一瞬 「それって、“モノ"の良さやん!」 って思われるかもしれませんが、そうではなく、


『その利便性によって 

 「あー、ラクになったぁー!」 

 と言う “体験"』


が人の満足感を引き出すのです。



そういう風に考えれば、やはり


“モノ" より “体験"


または 「体験」 というものを発想しにくいケースの場合は、


“商品・サービスから生まれる

 ストーリー"


を訴える事がいかに大事か、という事が実感出来ます。



“モノ" で売っていこうとすると、それはいつか必ず “コモディティ"化 します。


まぁ、その辺についてはまた後日詳しく説明したいと思います。



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!





赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」
  友だちから、これだけ宅配便で無機質に送られてきても・・・・

  どうせなら、


赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」
       こういう風に渡されたいですよね。

       そこに大きな“満足感"が生まれますよね。