おはようございます。

お元気様です。



当ブログでは度々


POPを大いに活用しましょう!


とお伝えしております。




赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」




そんな折、先日聴講したセミナーで、この考えをプッシュしてくれるようなエピソードをお話しされていたので、今日はそれをご紹介したいと思います。



そのセミナーの講師をされていた先生のクライアントのショップでのお話です。



そのショップにあったとある商品が気になった先生は、その商品についてこの店の店長さんに質問しました。


ちなみに、その商品には、商品名と値段が書かれた殺風景なプライスカードが一枚添えられていただけだといいます。


先生: 「店長、これって、どんな商品なの?」


と。


そうすると、


店長: 「この商品は、〇〇産の△△で、

      □□が特長で、××がいいんですよー」


と具体的で明確な答えが返ってきました。


それを聞いた先生は、


「今言った事を、この商品の前で

 いちいちお客さんに言うのって面倒でしょ?」


と言い、続けて、


「だったら、紙のPOPに書いて、

 付けておいたらいいでしょ!」


と伝えられた、という事です。




いかがですか? このエピソード、じつに示唆に富んだお話です。



いちいち “人" が

説明できないんだったら、 

“紙" に任せちゃえ!


っていう話です。



これは、店の人とお客さんの心の温度差にも絡んでくるお話なんですが、



店にある商品一つ一つに対して、その店の人は一定の興味を持っています。


でも・・・・・、一転して、お客さんの立場に立つと・・・・・、


まったくそんなの知ってもいないし、

ましてや、興味も関心もほとんどと言っていいほど

ありません。


お客さんは、


「あー、今日は**のテレビがあるなぁー。

 早く帰らなきゃ。」


「今日のお昼は何にしようかな?

 昨日はカレーだったから、今日は・・・」


「あっ、そうだ! アイツに連絡しなきゃ。

 週末の飲み会までもう日が無いよ。」


「今日は学校が早く終る日だ。

 3時には〇〇(息子の名前)が帰ってくるから、

 それまでに帰っておかなきゃね。」


「阪神、昨日も負けちゃったね。

 今年も5位ぐらいかなぁー。」


などなど、日常のありとあらゆるものの事に目まぐるしく考えを巡らせています。


その店にも、そんな流れの中で


「さぁー、何かあるかなぁー・・・・」


程度の “極々軽い" 関心しか持たずに入ってきます。


当然、商品一つ一つに最初から強い興味などあるはずも無いのです。



ですから、


「いやいや、お客さん、

 ちょっと待ってください!

 この商品はね、〇〇産の△△で、

 □□が特長で、

 ××がいいんですよー」


と、敢えて見せてあげると、


初めて


「ん! そうなの!」


と、反応が起きやすくなる訳です。


放っておいたら反応しなかったところに、反応が起きる


という事です。




この先生のアドバイスによってその商品にPOPが添えられ、今までの5倍、売れるようになったといいます。



また、実際に、私のクライアントでも、POPを付けなかった時と付けた後では、明らかに売れ方が変わっています。



先ほども書いたように、消費者はいろんな事が忙しく、また大変な情報量の中に身を置いていて、よっぽど強い関心でも無い限りは一つ一つの商品に興味なんて持ちません。



そんな状態のお客さんに、 “一声かける・かけない" では大きく反応が違います。



しかも、必要な予算は・・・・・・まぁ、考えるだけで “しょぼい" ですね。(笑)



おカネをかけずに売上げが何倍にでもなったら嬉しくありませんか?


それがPOPだとできるんですね。



「POP」 という “紙の売り子" が大いに働いてくれる訳です。



あなたのお店でも思い切って、 “数十円・数百円の予算" を投入し、たくさんの “紙の売り子" を採用してみませんか。


ひょっとしたら、ヘタな店員より売るかも、です。(笑)



と、まぁ、ブラックは無しにして、とにかく、あなたのお店でプライスカードだけしか表示していないのであれば、ぜひPOPの導入をご検討ください。



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!




赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」
           この店のPOP、働きまくり!(笑)