おはようございます。



3月も、もうあと10日となりました。



早いですねー。



人間の活動が活発になっていくこの季節、商売も元気!元気!にやっていきましょう!



それでは、今日もよろしくお願いします。




先日ウチのクライアントの方と話しをしている時に、その方が、


「POPを作るっていうのは大賛成だし

 やってはみてるんだけど、

 そのキャッチを作るのって難しいねー!

 中島さんから、書く方向性は聞いているけど、

 実際にそれがうまく出てこないのよねー。。。」


という事をおっしゃられました。


この言葉の中にある 「書く方向性」 とは、当ブログでも事あるごとに出している


● 「それを買う事によって起きる“体験"」 を売る。

● 「買う理由」を打ち出す。

● 「価値」を見せる。


など、です。



このクライアント様の悩み、

じつはよぉ~く解ります!

だって、自分もそうだったから。。。



で、その悩みから解放する一つの策が、ちょっと前に当ブログでもご紹介した、


「その商品から生まれる 

 “消費者のストーリー" 

 考えてみる」


という事だったりする訳ですが。

(その時の記事は→ こちら



もう1つ、簡単な道があるので、今日はそれをご紹介します。



それは、


「その商品・サービスに対して、 

 “人が言っている事" を

 大きく捉える」


という方法です。



この中の、 「人が言っている事」 の “人" とは、別にお客さんに限りません。 社員さんたちや身内の人たちでもけっこうです。


むしろ、最初の方はお客さんの声は集まらない訳ですから、社員さんや身内の人たちの声しか集まらないでしょうね。



この “声" というのは、極々自然な、ふつうの日常の会話のシーンの中の “声" です。



“その声" っていうのが、案外消費者に “スーッと入り込む" 言葉になったりするのです。


だって、自然発生的に生まれた “声" で、売り込みのために作られた “敢えて" の声ではないので、これほど 「売り込み臭」 の弱い言葉はありませんよね。



例えば、先日別のクライアントさんで新しいスイーツを開発した時に試食したあるお菓子に関して、


私: 「あ! これ、美味しいですね!

    今までの商品の中で一番美味しく感じたかも」


クライアントさん: 「そうやろー! じつは、うちの社員の中でも、

             試食した者みんなが “これはいい!" って

             言うてんのよー。」


というやり取りがありました。



そして、今度その商品に付けるPOPには、


「試食したスタッフ全員が 

 “あ、これ、美味しい!" と言った!」


という言葉を大きく入れるようにしました。



結果はこれからではありますが、消費者のマインドには一定のヒットを与えられるんではないかと見込んでいます。



この他にもあった例で。 例えば、こちらが 「今、売っている商品の中で、人気はそれほどでもないけど実は良い商品なんだけどなぁー、という商品はありますか?」 と尋ねたところ、


クライアント様:

「あー、これなんかがそう。 本当は〇〇好きな人だったら

 これ絶対に好きになると思うんだけど、

 知名度とかも弱かったりして、残念ながら商品の良さほど

 売れてない商品だねー・・・。」


とおっしゃられたので、


私: 「じゃー、そのまま、今おっしゃられた言葉を

    POPに入れましょうよ!」


と申し上げました。


で、


「お試し下さい!□□(商品名)。

 〇〇好きなら絶対好きになる味!

 名前は知られていませんが、

 実は隠れた名品です。」


というPOPを掲げました。



今回は特にPOPに関してお話ししていますが、これは別にチラシのキャッチコピーなどでも当てはまります。



とにかく、


商品に関して会話を取り交わす、

その中のひょんな言葉もキャッチにできる


という事です。



コピーのひねり出しに困っておられるあなた、ぜひ参考にやってみてください。



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!