おはようございます。


今日はまず、最近違和感を感じるCMからご紹介していきたいと思います。


まず、これ。





某大手携帯電話会社のものですが、会話の中で、

「僕も応援してほしい」

「あら、大胆発言」



????

何が大胆発言なのか? 
どこが大胆なのか?

無理くりに会話を繋げた?



同じシリーズで、





「いいなぁー、学生は」

「パパとママは学生結婚だった」

「それが、そもそもの間違いだった」

「何の話?」

「学生はいいなぁーって話」



んーーー、これも繋がりとしてはちょっと違和感があるかなー。

何とか 「学生はお得」 という話に持っていきたいと頑張ってる感がにじみ出ているように感じます。

けっこうムリしてる感じですかね。




まあ、もっと言えば、開発したキャラクターを何とか定着させたいがために、人の頭にキノコを乗せる設定自体がかなり不自然にも思えます。

まだ、全身の気ぐるみにして、胴体部分のファッションだけそれぞれの役の設定にアレンジしてデザインしていった方が自然だったのでは・・・なんて思います。


とにかく、強い “無理くり感" を感じます。


この会社の業績が芳しくないのは、まさかこのCMのせいでもないでしょうが、これだけの役者を揃えてCMを作るんだったらもっとストーリーも吟味したものにした方がよかったのに、なんて思います。



片や、

これは某生命保険会社のCM。





あるファイナンシャルプランナーの方から、「イメージだけでは測れないものもある」 というお話もお聞きしてはいますが、ここではあくまで “伝え方" の比較のみで見ていただきたいと思います。


いかがでしょう?

リアリティーがありませんか?

“自然" ではないでしょうか?



おそらく、多分、ここに出ている人たちは “サクラ" ではないと思います。

また、仮にサクラだったとしても、表現の仕方は自然ですので、伝わるものも大きいかと思います。


また、こういうのもあります。





インタビューで “良い評価" だけアップしたとは思いますが、それでも一応 “素人さん" の声として、言いたいことは伝わってきます。


先の携帯電話会社のCMと、後者・生命保険会社、映画のCMとの大きな違いは、

“共感させる力"

だと言えます。


後者2本は、

「あーん、そうなのね」

という感じを持たせやすいですが、残念ながら前者は不自然な流れから、それが持たせにくいような感じです。


宣伝広告費が湯水のようにある大手企業だったら、ただ単なる“映像作品"として、多少伝わらなくてもいい広告を作っても大丈夫かと思いますが、これを一般の中小零細業者が 「こういう広告、かっこいい」 なんて言ってマネをすると、ただ単なる “趣味の映像" を作っただけのようなものになります。


中小零細業者が広告費をかけるのは、商売を伸ばすためですよね。

そのための “伝える手段" として広告を作るはずですから、見る人に “共感" してもらえるような、伝わる広告を作らなければいけませんよね。



いつの時代からか、「広告」 は一種の文化的なものになっていますが、もともとは一種の “販促ツール" ですから、中小零細業者の方は 「イメージ広告」 は見て楽しむだけにして、ご自身は “しっかり伝わる" 広告作りを目的にしなくてはいけません。



ということで、今日はこの辺で。


あなたにとって、良い一日を!!!