おはようございます。



昨日は節分、そして今日が立春。



また一つの新しい節目ですね。



週の始まりでもありますし、良いスタートを切って行きましょう!!



それでは、今日もよろしくお願いします。




先に書いたように、昨日は節分でした。



豆まきと共に今や全国区の風習となりました 「巻き寿司のまるかぶり」 。



各スーパーやコンビニ等、流通業界はこぞってこのシーズンにセールを仕掛けます。



そんな中、これは、とあるスーパーの午後八時過ぎ(閉店約1時間前)の巻き寿司特売コーナーの様子です。




赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」
  <クリックで拡大していただけます。>



これは一部で、この逆サイド、また、ちょっと離れたコーナーにもほぼ同じような状態で、売れ残りがドカンとあり、そのほとんどに 「半額」 のシールが貼られています。


どうやら、このお店ではこのセールは惨敗に終わったようです。



私も実際ここで巻き寿司を買おうと思って立ち寄ったコーナーではありましたが・・・・


4種ほどのアイテムが売られていましたが、とにかくどれも


デカイ!!!


んです。


私がそう思うのですから、ご年配の方や女性の方などは余計にそうだろうと思います。



実際、その売場で品定めをしていた60代後半と思われるご婦人とその息子さんとのやりとりを聞いていても、


息子さん: 「これは? どう?」


ご婦人: 「んー、これもデカイわー」


息子さん: 「んー、そっかー、無いなぁ・・・・」


と。



どうやらここも “大きさ" で悩んでいるようです。



ふつうの1本入りのものは当然のことながら、細いものや短いものもあるのですが、それはすべて2本入りのパックしかありません。



うがった見方をすれば、細いのや短いので1本入りにすると客単価が上がらなくなるのを店側が嫌ったのでは・・・・なんて事まで想像してしまいます。



この店は関西一円に多くの店舗を持つ、それなりの規模のチェーンです。



私たちの目線とは違った、プロのバイヤーの目線での来店客層の分析もちゃんとできているものと思われ、今回の “大きさによる消費者感覚とのズレ" はちょっと意外にさえ思えます。



が、節分当日の閉店約1時間前でこれだけ膨大な売れ残りがあるという事は、れっきとした事実です。



もう1つ突っ込んで言えば、このスーパーチェーンは “価格重視型" の安売りが目玉のチェーンではなく、 “品質重視型" の、価格はちょっと高いけどモノがいい、というチェーンなので、多少売上げは減っても、年配の方や女性の方向けのちょっと小ぶりな巻き寿司をアイテムの一つに加え、より多くの人に “自信のある店の品質" に触れてもらう機会にする方法もあったのでは、と思います。


それに、そういう商品では、売上金額が上がらなくても、利益額を多めに取れる値段設定にできたりもします。



まぁ、こう言うと、「結果論で好き勝手言ってる」 というお叱りも受けそうですが、あまりそう思われたくないと意識している私がこのように言いたくなるのですから、やはり明らかな “予測ミス" かと言えます。



とにかく、今回の現象を見て、


消費者感覚とズレる怖さ


を強く実感しました。



改めて “消費者目線" って大事だなぁーと実感した一件でした。




それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!