たまたま今かかっている案件に載せる内容があなたのお仕事に役立つかも知れないと思ったので、今日ここでご紹介します。



私たちの仕事上、いろんな角度からいろんなモノを見て感じ、そしていろんな発想を出していかないといけないんですが、その発想法の一つに 「カラーバス」 という方法があります。



「色」を示す「カラー」に、「風呂」を示す「バス」という言葉をつなげた造語。 つまり、「色を浴びる」 という表現になります。



これはどういう方法かというと、街に出て、ある特定の色を選んでその色が使われているものを見つけていく、という方法です。



例えば 「赤」 という色を選んで街を歩き、「赤」が使われているものを探していく。



そうすると、



信号機、工事現場の三角コーン、消防車、郵便ポスト、車のテールランプ、安売りの値札、看板の文字、女性のカバン、コカコーラの自販機、トマトの売り場、神社の鳥居、赤ペン、化粧品SK-Ⅱの売り場・・・・



ざっと挙げるだけでもこんなに出てきます。



郵便ポストや消防車などは“全体”が赤いですが、車のテールランプや値札の文字のように“パーツ”的に赤いものもありますので、そういう見方をすればあふれるほどいろんなものに「選んだ色」は使われていることになります。



また、例えば 「書店に売られている本のカバー」 など、これまで意識していなかったもので、「あ、そういえばそうだわ」という 意外な所にも使われていることを発見する場面もけっこうあり、かなり脳に刺激が与えられます。


 


はっきり言って、街歩きで特定の色のものを探していく作業だけでも、十分脳が活性化され新しい発想を生み出す力になるのですが、更にそれを進めて、これら特定の色で見つけ出したものを足し算したり掛け算したり、時には引き算や割り算したりすると、更におもしろい発想が浮かぶケースが多々あります。



例えば先の「赤」を例にとり、あなたが出版社の人だったとしたら、



「コカコーラ」 × 「本のカバー」



で、 「コカコーラのウンチク本の出版企画」 を思いつくかもしれません。



また、



「信号機」 × 「SK-Ⅱの売り場」



だったら、美容室やネイルサロンとか美容関係のお店の店先に現在の客入りの状態や待ち時間を示す信号機的な電飾看板を用意する、などの発想もあるかと思います。



“引き算”したとすると、例えば広告業者の場合、



「信号機」 から 「赤」 を引いて発想し、



『全色「青」の信号機』



を発想し、それをモチーフに



「我が社はお客様に“ノー”と言いません」



の決意を示すための新聞広告を創ることができると思います。





「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」
(「赤」で探すだけでも、こんなにもいろいろなものが・・・)




まあ、たまたま「赤」の例を挙げましたが、これを「緑」や「金」などいろいろな色でやってみると、本当にいろんな気付きが生まれます。



商売のアイデアでお悩みの方は、ぜひ今から街を歩いて「色」を探してみましょう。





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