じゃん!!




「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」



これ、先月5日にオープンした京都ヨドバシカメラです。



京都駅前にあった京都近鉄百貨店の跡地に建てられました。



最近の超お気に入りスポットです。



いやー、いいですねー! ヨドバシは。



これまで関西では大阪梅田にあり、ソフトなどが必要になったときはその品揃えの豊富さからちょくちょく利用してましたが、京都でしかも京都駅前にできるっていうのはかなりラッキーかなーとは思ってました。



ただ、だからといって、むちゃくちゃ好きだったという訳ではなく、 「ま、ま、大阪やったら一番いいかなー」 ぐらいの感じだったんですが・・・・



今回の京都店、いいっすわー。



もともと 「ヨドバシ」 というブランド自体に一定の敬服の念を持ってはいました。



正社員の率が9割を超え、これはこの業界では圧倒的に群を抜いて(業界平均は約65%)おり、従業員一人当たりの売上げが1億6700万円と、ヤマダの1億700万円やエディオンの4800万円を大きく上回っています。



つまり、簡単に言えば 「私たちに接してくれる店員の質が良い」 ということです。



確かにビックやヤマダと比べても、教えてくれる内容や態度は確実に違いを感じます。



加えて、自社物件の比率が高い(この京都店も自社物件)点や、非上場で経営している点もすごいなぁーと思います。



まあ、このように、ヨドバシに対しては好意的には見てはいましたが、今回の京都店は確実に私をファン化させました。



というのは、一つには、来店客の利便性を高める努力をここまでするかー、という事例があったからです。



それは、この店舗の北側約50mぐらいのところに、この店舗と平行して走る七条通りという交通量の多い道があるのですが、以前の京都近鉄百貨店の時はその道とこの建物との間に他人の土地があり、七条通りからは回り道をしなければこの店の駐車場に入れなかったのですが、このヨドバシはその緩衝地帯のようになっている土地を買い上げて道路にし、すぐに駐車場に入れるようにしたのです。



これで、この七条通りから来るマイカーは一挙にスムーズに駐車場へと入れるようになりました。



わざわざ土地を買い上げ、そして道を作ってまでする顧客への配慮、すごいと思います。




そして、店舗ですが、これもじつによくマーケティングができているんじゃないかなーと思います。



電化製品のフロアはもちろんのこと、ファッション、飲食、食品、書籍・・・・その他諸々、入店している店揃えも素晴らしいのですが、私が目をつけたのは



おもちゃ売り場が充実していること



です。



最近は、この京都駅近辺はかなり動きがあり、従来の伊勢丹やビックカメラ、アヴァンティーというファッションビルに加えて今年春に京都最大のイオンモールが出来、そして今回のヨドバシと、競争が一気に激化し始めたのですが、どこも 「おもちゃ売り場」 というのはあまり力の入っていない感じ。



それらと比べて、 「ヨドバシはここにも手を抜いていない」 という印象をこのおもちゃ売り場ひとつからも受けますし、よそがそういう状態なら、おもちゃ関係が欲しい人は確実にヨドバシに来る=集客力の強いお店、ということになります。



実を言うと、常日頃からいろんな売り場を視察するのが仕事の一環になっている私としては、これまで京都ではあまり視察の対象になる店が無かったというのが正直なところだったのです。



百貨店は確かにありますが、今や斜陽産業である百貨店の店舗をそう頻繁に見て回ってもあまり新しい発見がない。



東急ハンズは無いですし、ロフトはあまりにも規模が小さすぎる。



というのがこれまでの京都での売り場視察の状況だったのですが、このヨドバシは入店業種のバリエーションの多さや、品揃えに対する細かい部分へのこだわりなど、“量”・“質”両面において頻繁に見に行っても何その値打ちがあるように思います。



いやー、このヨドバシ、これからの京都の商業動向においてかなり強力な戦い方をするのではないかと予想します。