久々の「異食格闘記」に採り上げたのはこれです。




「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gのブログ



「のり塩ポテトやきそば」 です。



ご丁寧に皮付きのポテト片がごろごろ入っている焼きそばとのこと。


こういう”イロモノ”系のカップ麺をやるのって、日清とかをすぐにイメージしてしまうんですが、この商品は ペヤング からです。


やっぱどことなくデカイですね。


で、さっそく作ってみました。




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うん、たしかにポテトが。


この焼きそばは一般的なソース味と違って塩味仕上げですので、たしかにポテトとは合う味付けになっています。

そこに、従来から焼きそばに入る青海苔が絡むので、 「のり塩ポテトやきそば」 となるようです。


まあ、味は良くもなく悪くもなく・・・・    フツーやなぁー




てな感じでした。


ちょっと興味を引いたのは、そのパッケージでした。


このパッケージって、何かを想像させませんか?


答えは 「ポテトチップス」 ですね。


たしかに某大手のK社でも定番的にポテトチップスのり塩風味を売ってますよね。


このパッケージは、どうもそれに乗っかろう、てな意図が感じられますねー。



僕らは普段からパッケージデザインをやっていますが、このように その品物では横綱的になっている商品のデザインをモチーフにして新しいデザインを制作していく手法はちょくちょく使っています。


例えば、えびせん風味のスープおこげのパッケージをデザインするんでしたら、赤と白を基調に、ポイントに粗いタッチのエビのイラストを配して、真ん中に筆文字で「えびせん風味スープおこげ」と書いて、あとは全体を作っていけば、多分 何となく”えびせん風味”を感じさせるデザインになると思います。

ポテトチップスの袋パッケージで、濃いめの紫ベースに、帯状に紫がかった赤と緑の色が配されていたら何味のポテチに見えるでしょうか?

多分、「しそ味」というと、しっくりくると思います。


これは、えびせんの代名詞的なメーカーであるK社の「かっ○えびせん」のパッケージが赤と白を基調に、粗めのタッチのエビのイラストが配してあり、そこに太めの筆文字の「かっ○えびせん」の字が配してあるデザインであったり、しそ味ふりかけの「ゆかり」が、”紫ベース&紫がかった赤+緑”のパッケージで長年横綱的ポジションにいるから、「しそ味=紫ベース&紫がかった赤+緑」というイメージができあがっているところによりますよね。


こんな手法は僕ら独特のものではなく、このペヤング焼きそばのように、どの業者も割とよく使う手法です。


そういうふうにパッケージデザインを見ると、普段気に掛けられなかった方でも けっこう新しい発見もあるかもしれませんよ。