巷、とくにこの関西地区では余計ですが、新型インフルエンザの脅威に戦々恐々としています。


そんな中、どこを探してもマスクが売り切れている状況。



この前の土曜に神戸で初の渡航歴のない感染者が見つかり、日曜に大阪でも同様の感染者が見つかったという状況でした。


これはそろそろマズイ・・・ と思いながら、日曜からマスクを探しに出ましたが・・・・   ありません。どこにも。


大阪に接しているこの京都府南西部、特に僕の住んでいる長岡京という街は多くの感染者を出している大阪・茨木市とJR&阪急でつながっていて、さらに阪急なら特急が停まるなど大阪~京都間では中核的な駅になっていますので、よけいに大阪との人の出入りが激しい街です。

そんな街の近辺でマスクを探すというのは、確かに至難の業かもしれません。

というか、遅きに失した、という感じなんでしょうね。


で、仕事の用事もあったのですが、翌月曜日に京都市の北部に行って再度マスクを探しました。

「京都の北の方ならまだ望みはあるかも」 という甘い考えはすぐにぶちのめされました。

どこに行っても  


「ただいまマスクは売り切れ中です。次回の入荷は未定です。」 


の貼り紙が。


3軒、4軒と回ってこの紙を見るうちに、だんだん


「遅いよ、ベィビー喝!!!」


ってからかわれているような感じになってきました。



状況が状況だけに「まあ、しょうがない」とあきらめながら、今日の仕事回りの帰り道。

買い物の用事があって立ち寄ったスーパーの中のテナントの薬局の前に無造作に放られたダンボールがあるのを発見しました。

どうも、今入ってきた荷物を店の人があわててさばいた時にそのうちの1ケースが転がったものだったようです。



「ん!ぴん!



このあわてようと、その周りの客の反応。


「もしや!!」


そう、店の人があわててさばいた白いダンボールケースの中から出てきたがこれでした。




「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gのブログ



そう、地獄に仏の「マスク」でした。


たまたま偶然にレジの前に突っ立っていた僕はすぐにレジ前に並び、順番が回ってきた時に、店員さんが箱から取り出すマスクを2個買いました。


”2個”というのは、このご時世ゆえ一人2個までとして、少しでも多くの人の手に行き渡るようにとの店の配慮でした。

「いや、確かにそうすべき」 とか思いながら、有り難く買わせてもらいました。


僕が買い終える頃には、後ろにはずらっと人が並んでいました。



まあ、何というか、ラッキー中のラッキー・・・


の反面、「この中に最終的に買えない人も出るのかなー」と思うと、ちょっと手放しでは喜べない状況でした。


まあ、僕はそんなに善人でもないし、これ以上考えたからと言って何ができるという訳でもないので、そこで思考を停止させましたが。



今、マスクを作っているメーカーは軒並みゴールデンウィーク中から連日生産体制フル稼働とのニュースもラジオから流れていましたが、子供やお年寄り(今回のウイルスはお年寄りはあまり症状が出ないとの事ではありますが)、そして今一番苦しんでいる高校生世代なんかに、何とかうまく製品が行き渡ればいいとは思うのですが・・・。

買うのに四苦八苦したから余計にそう思いました。




とにかく、みなさん、自身の感染に注意し、人にも感染させないよう、ご注意とご自愛を。