本日の「NKGミュージックステーション」は、2008年11月8日以来 久しぶりの「愛すべき一発屋伝説」をお送りします。
と言っても、まだ2回目か・・・


本日ご紹介する「愛すべき一発屋」さんは、 FR デヴィッドさん です。
もうこの時点で、僕と同じ時代を生きた人たちでさえ 「それ誰やねんっ手!」 ってきっつぅーーーいツッコミを入れるのが目に浮かびます。

おそらく、名前を記憶にとどめておられる方はそこそこ”音楽ツウかお”の方だと思います。
この方たちで、10人いたら2人程度じゃないでしょうか。
曲を聴いて、あと1人2人ぐらいが 「はぁ~ん、聴いたことあるような感じがしてくるかもしれん、多分ビミョー」などと、ぼかした言い回しを二重三重にもはりめぐらせた、限りなく淡い記憶をよみがえらせるかどうかというところじゃないでしょうか。

では、つべこべ言わず、その曲を聴いていただきましょう。どぞ。







いかがですか。

初めて聴く方も多いと思いますが、案外いい曲でしょ。(失礼)
とてもクリーンで見事に素直なメロディーにとても澄んだ歌声。
歌のうまさが際だつ”張った声”とはまた違った、きれいに流していくような歌い方ですね。
また、このYoutubeの画面を見ずに聴くと、一瞬女性かなと思わせるような声ですよね。

この曲、1982年から83年にヒットした「Words(ワーズ)」という曲です。

全世界トータル2,400万枚というセールスを記録した爆弾ヒット曲です。

このFRデヴィッド氏。
歌い方の語感からも判るように、フランス人です。
じつは、この曲がヒットするかなり前、1967年にデビューしていたそうです。
じつに長い下積みと言えるでしょうが、グループ活動していた時にはフランス国内で200万枚のヒット曲を出したり、また一時期はかのヴァンゲリス(映画「炎のランナー」のサントラで有名なシンセサイザーバンド)にも参加していたとか。

そんな長い下積みを経てこの「Words」のモンスターヒットに出くわす訳ですが、このヒットがフランスからドイツ・オランダ・イタリア・ベルギー、そしてドーバー海峡を渡ってイギリス、さらにアメリカ・日本と、けっこうダラダラ的にヒットの波が伝わっていったという事で、約1年半ほどの間、ほとんど家に帰れないほどのプロモーション活動を行ったそうです。


とまあ、こんな感じで、この方のヒット伝説が綴られるのですが、どこの世界でも「過去の栄光」にすがる方はいらっしゃるようです。
このFRデヴィッド御大も例外ではなかったようです。
栄光の大ヒット伝説から20年弱の年月を経た2000年に 「Words2000」 という曲をリリースしました。
僕もいつものようにYoutubeでこの曲の映像を探しましたが・・・・出てきませんでした。


世間的にも    「やらなんだらよかったのにうー・・・」    って事ですか






追伸:
その後の調べで、さらに「Words91」 っていうのも出しているらしいです・・・・合掌