今日は徒然なるおはなし

 

『おかえりモネ』のセリフの多くが

心に響き

そして その言葉の解釈を

あちらこちらで 見て

「あぁ そういう考えがあるんだ」

「そうだね そうだね そうだよね」

そんな ふうに あれこれ 思います

 

解釈を追っているのを見た

夫子どもに

「どんなけ好きなの?」といわれることも

あるけれど

今 友だちとランチなどで

そんな感想を述べあうことができない中

ネットは人の意見を聞くことができる

残された唯一の手段なのかな

と 思います

 

読んでくださっている方へ

 

これは あくまで わたし自身の思いなので

ご了承くださいませ

 

今日(9月29日)

りょーちんが 「きれいごと」(98話)

と 言ったのを聞いて

それが 心に突き刺さりました

 

そのセリフを聞いたとき

神野さんが

かつて 言ったことを思い出しました

 

「人の役に立ちたいって

結局自分のためなんじゃん」(57話)

 

そんな神野さんは

野坂さんが神戸の震災を体験したこと

それが気象予報士になった理由でもあることを聞き

「ずっと幸せだった私は、

どうなの?って思っちゃいます」

内田君は言いました

「生きてきて、何もなかった人なんていない。

何かしら、痛みはあるでしょ」(78話)

 

モネの痛みについて

菅波先生は

「あなたの痛みは僕にはわかりません。

でも、わかりたいと思っています」(80話)

と 言ってくれました

 

この神野さんから

菅波先生への台詞の流れも

わたしの中では とても 心に染みたんです

 

国語の読解が

飛躍しすぎていると言われ続け

読書は好きだけど 

国語の点が とれなかったわたし

 

皆さんの解釈を読みながらも

やっぱ わたし 飛躍しちゃってるよなと

思うことも多々

 

「人の役に立ちたいって

結局自分のためなんじゃん」

それ 多分 きっと そうなんです

 

かつて 小学生の時

担任だった先生が

「情けは人のためならず

 自分のためになるんやで」

と 言った言葉が

今でも 心に 残っています

 

神野さんが 

「人の役に立ちたいって

結局自分のためなんじゃん」

って 言ったとき

 

巡り巡って それは 

自分のためになるってことなんだよ

そういう思いが あるんだよ 

神様でも仏様でもないんだから

人の役に立ったら

それは きっと いつか

わたしにもいいことあるんじゃないかなぁって

もしかしたら ヨコシマかもしれない意識が

きっとあるんだよ

 

と 思ったのでした

 

その後 神野さんは

「ずっと幸せだった私は、

どうなの?って思っちゃいます」

というセリフもありましたが

それは それで いいんだよと

いってあげたかったです

「何かしら、痛みはあるでしょう」

そう なんだ まもちゃん。

言ってくれてありがとう

と 思った。

 

そのセリフを聞いたとき

数年前 息子が入院して

とても大変だった時に

ボランティアで話を聞いてくれる人に

「同じ病棟の子たちは

うちの子よりもっと大変で

そんな大変な子たちのお母さんが

笑顔で元気なのに

わたしはまだ恵まれているのに

暗い顔ができなくてつらい」

話したことがありました

そんな時に

「あなたの痛みは あなたの痛み

あなたのつらさは あなたのつらさ

それは お子さんの気持ちとも

ご主人の気持ちとも 違う 

あなた自身の痛み

痛みに 重いも軽いもないのよ」

言ってくれました

 

痛みは違い

それを 完全に共有することは

同じ経験をしていても

難しいことだということ

神戸の震災でもわかっていたはずなのに

その ボランティアさんの言葉が

すーっと 入り そして 

少し気が晴れたのを 思い出しました

 

「あなたの痛みは僕には分かりません」

ほんとです

「分かります」 って 言われたら

ほんとに わかるの?って

思っちゃったかもしれません

(菅波先生の台詞だから思わないと思うけどてへぺろ

 

「でも、分かりたいと思っています」

この台詞で 胸キュン ドキュン 刺されました

 

「地元のために働きたかった?」

「きれいごとにしか聞こえない」

そう きっと きれいごとなんだよ 

「人の役に立ちたいって

結局自分のためなんじゃん」

 

地元のために働いて 

人の役に立って

それは 何もできなかった 自分が 

わたしにもできた と

思える 証がほしいだけだったのかも

しれないんだよ

 

1995年 何にもできなかった自分

神戸の会社に就職する と 息まいて

「神戸のために働く」と 面接で 語ったなぁ…

 

あまりにも 情けなかった頃の

自分と ドラマが重なりすぎて

引き込まれていってしまうのかもしれない

 

「地元のために働きたかった?」という

りょうちんの質問に

モネちゃんが 「うん」と答えたのは

りょうちんが 言うように

「きれいごと」だったかもしれないよ

 

今日 りょーちんの台詞聞いたとき

心が 痛くなりました

 

明日からのドラマの展開は

どうなるんだろう と 考えながらも

今日は 自分のことを 思い出さずには

いられませんでした

 

そんな思いで 就職したのに

3年ちょいで 結婚して転居することになって

退職して 神戸を離れてしまった…

(ほんとは 離れたくなかったのだけど)

 

結婚を保留にまでした モネちゃんを

わたしは 応援したい

菅波先生と モネちゃんを 見守りたいと

思うのです