なんのために | さとしんのブログ

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長崎県の西の果て
上五島で一年を終えました。
大村でまた1年。研修が終わりました。
現在は長崎大学で奮闘する総合診療科の医師のブログです。

なんのためにうまれて

なんのためにいきるのか

こたえられないなんて

そんなのはいやだ


どうも、さとしんです。


これは戦争にいく弟を偲んで

やなせたかしさんが作った歌

だそうですが。

生死に関わる現場にいると

こんな問いもよく出てくるような

気がしています。


病気になるために

生まれてきたわけは

ないはずなので。


自分の生と死。

それとどう向き合うか。

なのかも、しれません。


しかし改めて思うことは

医師の仕事は病気に関することであって

健康のことはごくごく一部しか

知らないような、そんな感じがします。

病気は日常的に触れますが

そうでないひととの関わりは

薄いわけで。

自分から求めて行かない限り

ないわけで。


そして

病気とわかっても

…治療ができる

根治という意味で治療ができる

という病気も

いまの西洋医学の常識の範囲内では

ごくごく一部の気がしています。

東洋医学は

触れようと思いつつなかなか

現場に持ち込みにくいもので。

そう思ってるだけかもしれませんが

いまはまだ、西洋医学のみに

集中する時期のようで。


そんな中で

今日も命と向き合っています。