Takamine 500 Custom | 宮島久男のブログ

Takamine 500 Custom

昨年の年末くらいから、

オーダーメイドのギターが欲しいなと思い始め、

実際に注文したのは今年の1月。


あれから約5ヶ月。

ようやくオーダーしたギターが届きました。


今回、いちばん意識したのは

「青いギター」です。僕は青が好きなので。


青いギターって結構少ないです。

下手すると安っぽく見えますし。


僕がオーダーしたメーカー「タカミネ」でも

青いギターはあるのですが、材質がメイプル

のものしかないのです。


メイプルという木材はバイオリンなどに良く使われる、どちらかと言うと硬い音がします。


メイプルは木材が白っぽいので

カラーするには、合っているのです。


それはさておき、僕はマホガニーの音が好きで

サイドバックの材質はマホガニーにしました。


もう、これだけで、タカミネのラインナップにはない仕様です。


最近はマホガニーに近い音が出る

サペリという材質がよく使われますし、

タカミネのラインナップにも

サイドバックがマホガニーという仕様は

なくなりました。


僕はサペリのギターは持ってないので

良くは、わからないのですが

クロサワ楽器の店員さんいわく


サペリとマホガニーは

似ててもやはり、音は違うそうで

あと、マホガニーのほうが値段も高いそうです。


ポジショニングマークも、ただの小さなドットよりは、存在感のある「マウンテンリバース」にしました。


マホガニーという木は濃い茶色なので

着色は難しいのですが、濃くなっても良いので青にして欲しいとオーダーしました。


よって近くでよく見ると

サイドバックも濃い青(紺色)になっています。


気になる生音ですが

だいぶ昔、楽器屋さんで20万円以上する

タカミネを試奏させてもらったとき

すっごくペラペラで、ぜんぜん鳴らなかった

記憶があるのでしたが、


さすがに、時が経って改良されたのか、

ギブソンJ-45のような深い低音は出ませんが

そこそこ生音も鳴っています。




本当はオール単板にしたかったのですが、マホガニーをサイドに選ぶ場合、強度の問題で合板しか選べないとのこと。まあ、トップとバックが単板なので、それほど変わりがない気もしました。





指板をエボニー(通常モデルはローズウッド)にしたので、ブリッヂもエボニーにしないと、色が合わない(同じ黒でないと)と思ったのですが、

ブリッヂはローズウッドしか選べないという事で

ローズウッドに黒塗装してもらいました。





ピエゾのピックアップはどうしても、耳障りな嫌な音が出やすいのでプリアンプのEQをいじりまくっています。




トップのカラー「シースルーブルーバースト」はステージ映えする色でかっこいいです。




各弦の間隔がいまいちだったので

 CADで図面を作成し、ナットを再製作してもらいました。


サウンドホール内部のラベルには僕の名前が入っています。愛着が湧いて手放せないなー。



クロサワ楽器さんに届いたときの写真。

ケースはハードケースが重すぎるので

セミハード(ギグバックの硬いようなもの)にして正解でした。軽いです。


【仕様表】

トップ:スプルース単板

バック:マホガニー単板

サイド:マホガニー合板

トップカラー:シースルーブルーバースト

サイドバックカラー:ブルー

ネック:マホガニー

指板:エボニー

ブリッヂ:ローズウッド(黒塗装)

ナット、サドル:牛骨

ポジショニングマーク:マウンテンリバース

ペグ:ホワイトパール

ヘッドロゴ:ゴールドアルミ

ケース:セミハード

オプション:コンタクトピックアップを追加



最後にオーダーメイドのギターを検討されている方へ、タカミネはオーダーできるにしては、安いです。多分、他のメーカーだと倍の値段とかになるので。


ただ安い分、出来ないことも多々あるので

妥協も必要ですが。


参考にしてみて下さい。