死体 | 貴方と私と天体観測

貴方と私と天体観測

遊釖の詩と哲学と日々云々。

首を吊るならどこがいいだろう。
大好きな海辺がいいし、
山もいいなと思う。
夕日が見えて、田んぼが一面と広がる田舎もいいと思う。

でもどこも寂し気で。
沢山人がいるところで死にたいな。
誰も私なんか見えなかったらいいのに。
私は行き交う人々を見て、
人々は私の死体なんかに気づかなくて。
見せつけたいわけではない。
ただ最期の最期まで一人で終わって行くのは寂しい。
出来れば賑やかな場所にいれたらいい。


桜の木は首吊りの木
風に揺られてぶーらぶら

根の下に埋まる人の骨
桜の木は今夜も一人
養分を吸っては
赤く咲く


まあ、自殺願望たるものはさっぱりないわけですが。
たまに頭をよぎるのです。
死に様を、綺麗な死に様を想像するとたまに幸せな気分になれるまでです。

結局全て奪うなら、
初めから何も与えないでください。
目が覚めたら死んでますように。
私のもとに明日など来ませんように。

中学時代に毎日祈っていた言葉でした。
神様なんか信じていない。
そんな厨二臭いこと嫌だ。
そう思いつつももう願うしかなかったあの頃と
結局今も変わらない。

今の私も
居るはずもなければ信仰もしていない何処かの神様に
ただ祈って願うことしか出来ない。


今でも毎日願ってます。

明日なんかきませんように。